横浜市立大学 Yokohama City University

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「ヨコハマから世界へ」
実践力ある人材を

5学部がそろう
中規模総合大学
横浜市立大学は2018年度から学部の新設・再編を行い、国際教養学部、国際商学部、理学部、医学部、データサイエンス学部の5学部体制となった。
「従来の国際総合科学部での学びを可視化しやすいように3つの学部に再編しました。また、首都圏では初となるデータサイエンス学部を新設し、3年目を迎えましたが、学生たちにもおおむね好評のようです」と、相原道子学長は語る。
学部の構成は変わったが、同大学の基本理念は変わらない。
「本学は国際都市横浜にあり、『ヨコハマから世界へ』をキーワードに教育・研究・医療それぞれをリードするグローバル人材を育成していきます」
同大学は学部学生数が4300人ほどと中規模だが、文・理・医系がそろっており、そのメリットも多い。
「学部横断型の共通科目もあり、人数的にも学部の垣根を越えて連携した教育や研究が行いやすい環境だと自負しています。特に医学部とデータサイエンス学部は親和性が高く、ビッグデータを活用した病気の予防や患者のQOL(生活の質)向上などの研究がこれから期待できます」
新型コロナウイルス感染症の影響により、前期はオンライン授業がメインとなった。
「『オンラインのほうが教員に質問しやすい』『授業を録画で見直せるため復習や予習がはかどる』などのポジティブな意見もありました。その一方、医学系の実習や理学系の実験など、大学に来なければできないものもあります。オンラインと対面のバランスがこれからの課題です」
厳しい状況が続くが、学生たちには「萎縮しないでもらいたい」とエールを送る。
「大学時代は、学問以外にも多くのことが経験できる重要な時期です。学生たちにはチャレンジする姿勢をなくさないでもらいたいです」