昨年7月に避難指示が解除された福島県南相馬市小高区の小学校が6日、東日本大震災後初めて地元の校舎で入学式を迎えた。

 小高区の小学校は、小高、福浦、金房(かなぶさ)、鳩原(はつぱら)の4校で、東京電力福島第一原発から20キロ圏内にある。震災後は避難し、2013年4月から今年3月まで市北部にある中学校グラウンドのプレハブ校舎に同居し授業を続けてきた。新年度から、除染し改装された小高小の校舎に移り、4校の児童が同じ教室で学ぶ。

学校の正門前には、空間線量を示すモニタリングポストが設置されている=6日午後、福島県南相馬市小高区、福留庸友撮影

 今年の新入生は小高小の女子児童4人。6年生に手を引かれ、体育館に入場した。

 避難先から通う新入生、花里樹莉亜さんの父、直人さん(47)は「将来は小高区に戻るつもりなので、途中で転校させるのもかわいそうだと思って入学させました」と話した。4校合わせた児童数は62人で、震災前の1割に満たない。(福留庸友)