8メートルもある巨人、日本列島上空の飛行、尿漏らし、低重力の世界……。五感を通じて様々な体験ができる仮想現実(VR)の作品を展示する「JAPAN VR EXPO 2017」が14日、筑波大のエンパワースタジオで始まった。

 大学や研究機関、企業の個性豊かな48作品が一堂に集まった。注目が集まったのは、筑波大学の岩田洋夫教授の研究室による体長8メートルで、足の重さ500キロの巨大ロボット2号機。今年6月、つくば市内で展示された1号機とは異なり、ひざが曲がり、屈伸運動ができる。

 電気通信大学の「失禁研究会」は、失禁を体感できる装置を製作。装着すると、ボディースーツ下半身の内袋にお湯が流れ込み、尿もれを実感できる。製作者の1人、亀岡嵩幸さん(23)は「介護や看護の職員が、失禁の感覚を味わってもらい、ケアに役立ててもらえたら」と期待を込めて語る。