フィギュアスケートの四大陸選手権後のエキシビションが27日、台北であり、公演中に停電が起きた。急なトラブルだったが、選手と観客が機転を利かせてその場を盛り上げた。

 次は最後の出演者、男子優勝の金博洋(中)の出番という午後7時50分ごろ、ペア優勝者の演技中に突然照明が落ちた。音楽も止まり、演技も中断された。

 そのとき、観客たちがスマートフォンのライトをつけて、大きな声援と拍手で選手を励ました。それに応えるように、男子のエラジ・バルデ(カナダ)が後方宙返りをしたり、金博洋が4回転ルッツを披露したりして盛り上げた。国同士が緊張関係にある米国と北朝鮮のペアも協力して技を披露する一幕もあった。

 台北市に住む大学生の李心禾(リシンホ)さん(20)は「みんながスマホで照らして、とても幻想的だった。予定とは違ったけど、素晴らしかった」と話した。

 大会主催者によると、会場となった台北アリーナの2005年の開業以来、初の電源トラブル。電力会社の変電所のブレーカーが落ちた。観覧は無料だったため、払い戻しはないという。