囲碁の世界メジャー棋戦「第22回LG杯棋王戦」の決勝三番勝負の最終第3局が8日、東京・市ケ谷の日本棋院で打たれ、井山裕太名人・七冠(28)は中国の謝爾豪(しゃじごう)五段(19)に226手までで黒番中押し負けし、優勝を逃した。井山はシリーズ1勝2敗となり、日本勢13年ぶりの世界メジャー制覇はならなかった。

 かつて世界の頂点に君臨していた日本囲碁界は、1990年代半ばから韓国、中国に圧倒され、日本勢のメジャー制覇は2005年の張栩(ちょうう)九段(38)のLG杯優勝を最後に途切れている。

 一昨年に史上初の国内七大タイトル独占を遂げた井山は、昨年から世界に本格参戦。昨年11月にLG杯準決勝で世界最強とされる中国の柯潔(かけつ)九段(20)を破り、今回の決勝三番勝負を「今年最大の目標」と位置づけていた。(大出公二、村上耕司)