平昌五輪は9日午後8時から開会式が行われる。五輪の開会式ではハトが焼け死んだり、式で独唱した少女が「口パク」だったりと、物議を醸す出来事がたびたびあった。

 韓国で初めての五輪だった1988年夏のソウル大会。開会式の最大の見せ場だった聖火点灯で、直前に放たれたハトが巻き込まれて焼け死ぬアクシデントが起きた。平和の象徴が犠牲になるシーンは全世界に生中継され、議論を巻き起こした。この反省から、近年は開会式でハトを飛ばさない大会が増えている。

1988年ソウル五輪の聖火台。点火の際にハトが巻き込まれ、焼け死ぬアクシデントがおこった

 08年夏の北京大会は、開会式で中国の56民族から1人ずつ選ばれた子どもたちが中国国旗を持って入場し、民族団結をアピールした。式の中で独唱した少女は「天使の歌声」と評されたが、実は「口パク」だったことが明らかになった。

 開閉会式の総監督を務めた中国の映画監督、張芸謀(チャンイーモウ)氏は担当者がかわいらしかった少女を表舞台に立たせ、歌声が一番よかった別の少女に歌わせたことを認めた。張氏は「対外的なイメージと国益を考えて採用した方法だ」と説明し、舞台裏で歌った少女は「歌声だけでも披露できて満足、悔しくはない」。