伊賀、名張両市の2次救急医療の一角を担う岡波総合病院は20日、施設を現在の伊賀市上野桑町から、約4キロ南西にある成和中学校跡地(上之庄)に新築移転する計画を発表した。建物の老朽化に加え、現在地の救急搬送の便の悪さなどが理由という。中学跡地を管理する市は、土地の無償貸与などで支援する考えだ。

 病院を運営する社会医療法人「畿内会」理事長の猪木達院長が、同日の市議会全員協議会に出席して基本計画を報告した。岡本栄市長には1月に計画書を提出したという。

 岡波総合病院は1922(大正11)年に現在地に創業。病床数335床を有し、伊賀地域の2次救急医療を伊賀市立上野総合市民病院、名張市立病院との3輪番体制で担っている。市民からは「岡波さん」の愛称で親しまれている。