ロッテホールディングス(HD)は21日、韓国で贈賄の罪で実刑判決を受け収監された重光昭夫(韓国名・辛東彬〈シンドンビン〉)副会長(63)が同日付で代表権を返上したと発表した。取締役副会長としてロッテHDの経営陣には残る。創業家出身者が代表取締役を外れるのは1948年の旧ロッテ設立以来初めて。

 ロッテHDによると、昭夫氏から「今般の事態を重く受け止め、代表権を返上したい」との申し出があり、同日の取締役会で承認された。創業家では、昭夫氏の父で創業者の重光武雄氏(95)に旧ロッテ設立から2015年まで代表権があり、同年からは昭夫氏が代表取締役になっていた。昭夫氏の代表権返上で代表取締役は佃孝之社長(74)のみとなる。

 韓国ロッテグループ会長も務める昭夫氏は、韓国前大統領の朴槿恵(パククネ)氏側に70億ウォン(約7億円)の賄賂を贈ったとして13日、ソウル中央地裁で懲役2年6カ月の実刑判決を受け、収監された。