3月8日は、国連が定めた「国際女性デー」です。男女格差が大きいとされる日本を、若い人たち、とりわけ女の子たちが、性別にとらわれず生きることができる社会に――。ロック歌手のダイアモンド☆ユカイさんは、「女性にだけ負担を押しつけて知らないふりは良くないよな」と語ります。

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 小学校2年の娘が、こないだ妻と言い争いをしてたんだ。白くてかわいいバッグを持たせようとしている妻に娘が言った。「かわいいのは好きじゃない。かっこいいのが好きなんだ」

ダイアモンド☆ユカイさん=東京都新宿区、池永牧子撮影

 いいじゃない、いいじゃない。女の子だからかわいいものって決まりはない。娘はワイルドなんだよな。自分の意志をしっかり持っていて、たくましい。これから大変だなあって少しは思ったけれど、俺はうれしかったね。

 その娘は、不妊治療の末に授かったんだ。子どもがほしいと思って結婚したけどなかなかうまくいかない。妻の付き添いのつもりで病院に行ったら、妻は問題なくて、俺に原因があることがわかった。無精子症だった。

ダイアモンド☆ユカイさん=東京都新宿区、池永牧子撮影

 打ちのめされたね。ロックンローラーで売ってきた俺が、まさか種なしだったなんて。男であることを否定されたようで、情けなくて悔しくて……。