聞こえない人たちにプロが演奏するクラシック音楽を楽しんでもらうコンサートが22日、東京・有楽町の「東京国際フォーラム」である。ただ、音を振動と光で感じてもらう装備を整えるために費用がかさむ。主催する日本フィルハーモニー交響楽団は、クラウドファンディングで広く資金援助を募っている。

 コンサートは 《耳で聴かない音楽会》と題した日フィルメンバーによる室内アンサンブル。「ラデツキー行進曲」や「動物の謝肉祭」などを演奏する。

 来場した聴覚障がい者には、抱きかかえることで光と振動で音楽を感じる球体の機器「SOUND(サウンド) HUG(ハグ)」や、ヘアピンのように髪の毛につけて振動と光が伝わる「Ontenna(オンテナ)」などが配られる。さらに、弦楽器の弦がゆらゆらとふるえる様子を映し出すなど、視覚に訴える趣向も懲らす予定だ。筑波大准教授の落合陽一さんや、富士通の担当者らが仕組みを整備してきた。