震度6弱の地震が観測された大阪平野周辺は、大阪市などを南北に突っ切る上町断層帯や、その東側にある生駒断層帯、阪神・淡路大震災を起こした六甲―淡路島断層帯など、多くの活断層がある。過去にも強い地震をたびたび起こしてきた。

 気象庁によると、今回の地震は、神戸市から大阪府高槻市へ東西に約55キロ延びる有馬―高槻断層帯の近くで発生したとみられる。

 地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・1(暫定値)で、名古屋大の鈴木康弘教授は「活断層の動きとしては小規模で、どこでも起きうるレベルだった」と話す。

 京都大防災研究所の西村卓也准教授は1995年の阪神大震災の余震の可能性を指摘。「今回の地震は兵庫県南部地震の余震域の少し東側で発生した。広い意味で兵庫県南部地震の余震のようなものだろう。大阪府北部、京都府南部、琵琶湖にかけてはひずみが高まりやすい場所で、内陸地震が起こりやすい」と警戒を呼びかける。

 日本地震学会長で名古屋大地震火山研究センターの山岡耕春教授は「活断層型の地震だったため、震源が約13キロと浅く、すぐ真上の地域は震度6弱と揺れが大きくなった」と説明した。

 大きな地震が再び発生する懸念もある。東京大地震研究所の纐纈(こうけつ)一起教授は「一昨年の熊本地震のように、隣の断層が誘発されて動く可能性がある」と警戒を呼びかける。

 政府の地震調査委員会委員長を務める東京大の平田直教授も「揺れが大きかったところでもそうでないところでも、今後1週間くらいは大きな揺れに注意が必要だ」と語った。