朝日新聞社ヘリ「ゆめどり」で18日午後、関西大の林能成教授(地震学)と、地震の被害を受けた大阪府内を上空から見た。瓦がずれて屋根がむき出しになる被害が点在するエリアが、高槻市から茨木市にかけての南北2、3キロ、東西4、5キロに集中して見られた。

 林教授は「都市部でのマグニチュード6レベルの標準的な被害だったと言える。もっと浅い地震であれば、限られた地域で甚大な被害が出ることがあるが、その様子は見られなかった」と話した。

 被害が目立つのは、有馬・高槻断層帯の真上ではなく、ややずれた地域の一部で、枝分かれした断層がずれた可能性もあるという。

瓦が損傷した民家の屋根には、ブルーシートがかけられた=2018年6月18日午後3時29分、大阪府高槻市、朝日新聞社ヘリから、飯塚晋一撮影

 茨木市内では、寺院の門が崩れているのが見え、屋根が破損してブルーシートがかけられた民家も目立った。林教授は「このエリアは相当瓦がはげている。木造の古い家に被害が多い」。高槻市南部でも瓦がずれたり、ブルーシートがかけられたりした住宅が多く見られた。

 一方、煙突が倒壊した枚方市南部の銭湯がある地域では、周辺の住宅街には目立った被害は見られず、林教授は「古い建造物の維持管理が課題だ」と話した。(鈴木智之)