大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震から1週間を迎えた25日、住宅被害は4府県で8千棟を超えた。大阪府は一部損壊も無利子融資の対象となる住宅支援策の新設や、空室を借り上げる「みなし仮設住宅」を被災者に無償提供する方針を明らかにした。ブロック塀の下敷きになり女児(9)が死亡した同府高槻市の小学校では、教職員らが発生時刻の午前7時58分に黙禱(もくとう)した。

 総務省消防庁のまとめでは、住宅被害は大阪府で全壊3棟、半壊14棟、一部損壊7450棟。京都、兵庫、奈良での一部損壊を含めた4府県で計8089棟となった。避難者は大阪府261人、京都府7人。

 被災者生活再建支援法に基づく住宅支援は、一定数以上の全壊や半壊が条件で、今回は現時点で適用外の可能性がある。大阪府の松井一郎知事は、一部損壊を対象とする無利子融資制度を独自に新設し、アパートなどの空室を借り上げる「みなし仮設住宅」を被災者に無償提供する方針も示した。国にも支援を求めるという。

 ガスは24日夜に全面復旧し、大阪府箕面市は14カ所あった避難所を閉鎖。大阪市は災害対策本部から警戒本部に態勢を縮小した。

 同府高槻市は建築基準法に違反する15小中学校のブロック塀を撤去する作業を順次始めた。女児が死亡した寿栄(じゅえい)小学校では、献花台に次々と花が手向けられた。