揺れから5時間近くたった6日午前7時50分ごろ、朝日新聞社機から被害現場を見た。北海道厚真(あつま)町では、至るところで土砂崩れが起き、茶色い山肌があちこちでむき出しに。緑色の木々と混在して、ぼこぼこした迷彩模様のような景色が広がる。ふもとにある家々は、ぐしゃっとつぶれたり、流されたりしていた。

 低い山々や畑が広がる厚真町の吉野地区。町役場の北東に連なる山の東側一帯が、大規模な土砂崩れを起こしていた。茶色い山肌には、木が滑り落ちたような薄茶色の跡が無数にあり、土砂や木々でつぶれたり、道路や畑まで流されたりした家が十数軒確認できた。

あちこちで山肌が崩れ、土砂が道路や建物を覆っていた=2018年9月6日午前10時57分、北海道厚真町、朝日新聞社機から、山本壮一郎撮影

 土砂で寸断された道道235号の手前には、消防や警察の車両が集まっていた。

 付近の山々を朝日新聞社機から観察すると、山肌が無数に露出し、尾根にしか木が残っていない状態が延々と広がる。茶色い山肌と緑色の木々が混じり合い、規則的な模様のように見えた。

 厚真町本郷の厚真リハビリセンターのそばでも地割れや土砂崩れが確認された。道道1065号も土砂で道がふさがれていた。(河崎優子)