北海道の内陸部はおもに東西から押され、中央部に日高山脈が形成されている。気象庁によると、今回の地震も東西から押される力でずれ動く「逆断層型」だったとみている。今回の震源の近くには、活断層の「石狩低地東縁断層帯」が南北に走るが、気象庁は「距離は離れており、関係性はわからない」としている。

 一方、名古屋大の鈴木康弘教授(変動地形学)は同断層が関わった可能性を指摘。「石狩低地東縁断層帯は大規模な断層。今後、より大きな地震を起こしうる構造がある。これで終わりだと思わず、1~2週間は気をつけた方がいい」と話す。

周辺の山一帯が土砂崩れを起こし、山肌が露出していた=2018年9月6日午前7時21分、北海道厚真町、朝日新聞社機から、山本壮一郎撮影

 厚真町の土砂崩れについて、京都大防災研究所の釜井俊孝教授(応用地質学)は「火山灰に含まれる軽石が引き金になったのでは」と指摘する。軽石は水を含みやすく、地震の揺れによって高速で崩れる「流動地すべり」になったとみられるという。台風21号による降雨も影響した可能性もある。

 同じような土砂崩れは、十勝沖地震で青森県八戸市周辺や、熊本地震でも発生しており、釜井さんは「日本全国でどこでも起こりやすい」と指摘する。