北海道地震で、札幌市内などで発生した液状化は、造成に使われた火山灰などが多く含まれた盛り土が原因とみられることが、専門家の指摘で分かった。これまでも地震で繰り返し発生した場所もあるという。

 札幌市清田区の住宅街では、道路が波打ち、大きな穴もあちこちにあいていた。1~2メートルほどせり上がったり、泥が流れ込んで出入り口がふさがれたりした住宅が見られた。専門家によると、周辺は丘陵地を造成してつくられ、元々沢だった部分を盛り土した場所が液状化しているという。

造成地が液状化するイメージ

 2003年の十勝沖地震で現地を調査した東京電機大の安田進名誉教授(地盤工学)によると、この地域で造成に使われたのが火山灰性砂質土だ。こうした砂は強い揺れで潰れて流動化し液状化が起きるという。

 安田さんは、今回も同様の原因で液状化が起きたとみている。「砂を造成で谷の部分の埋め立てに使うと、締め固めや地下水対策を十分にしないと液状化が起きやすくなる」と話している。(浜田祥太郎、松尾一郎)