熊本県内の大学生でつくるサイバー防犯ボランティア団体「KC3」が10日、熊本市中央区大江2丁目の熊本学園大で、6日に発生した北海道での地震に関するネット上のデマの拡散を防ぐため、県警と協力してサイバーパトロールを実施した。

 KC3は普段は週1回、児童ポルノなどの被害を防ぐために活動しているが、北海道での地震発生を受けて、デマ拡散防止のパトロール実施を決定。この日は熊本学園大の学生約15人と県警のサイバー犯罪対策課の2人が参加した。

 被災地では情報が錯綜(さくそう)するためデマが拡散しやすい。2016年の熊本地震では「ライオン放たれた」とのデマが無関係なライオンの画像とともにネット上に広まり、混乱を生んだ。デマを流した男は偽計業務妨害の容疑で逮捕され、その後、起訴猶予処分となっている。

 参加した学生たちはツイッター上で「拡散希望」「大地震がくる」などの言葉を検索。「火事場泥棒的なやつがおるらしい」「大きい地震が来る可能性が高いようです。推定時刻5~6時間後との事です」など不安をあおる真偽不明の書き込みを35件発見した。ただ、刑事責任を問われるようなものや、サイト管理者への通報にいたるものはなかった。

 熊本学園大4年の松本享大さん(25)は「ひとつでも多くのデマを見つけて、被災地の皆さんのお役に立ちたい」と話していた。(清水優志)