城に泊まれる「城泊(しろはく)」を国内で初めて平戸城の懐柔櫓(かいじゅうやぐら)で計画している長崎県平戸市は1日、設計・施工・管理の委託先を、民家を使った「農泊」で実績のある百戦錬磨グループ(本部・東京)や日本航空など3者の共同事業体に内定したと発表した。近く正式に契約し、来夏の開設をめざす。

 2者とともに内装を担当する建築家、山下保博氏(アトリエ・天工人(てくと)代表)は「(江戸時代の画家)尾形光琳(おがたこうりん)のような金箔(きんぱく)をイメージした華やかな内装にしたい。平戸はインバウンド発祥の地。その歴史や文化、食を空間に具現化していく」と話した。

 市は4月から事業者を公募し、応募のあった2事業体から選んだ。黒田成彦市長は「夢あふれる内容だ。アジアに偏った観光客を欧米豪にも広げたい。東京五輪前に開設を間に合わせたい」と語った。(原口晋也)