神戸空港にフジドリームエアラインズ(FDA)の松本便と出雲便が27日、就航し、記念式典があった。神戸空港への新たな航空会社の乗り入れは6年4カ月ぶり。

 松本便、出雲便とも1日1往復。ただ出雲便は12月19日までの期間、1日2往復運航する。航空機はいずれも84席で、この日の搭乗率は65~85%だった。12月20日にはFDAの高知便も就航する予定。三輪徳泰社長は「(県営名古屋、静岡に次いで)神戸を第三の拠点として重視していきたい」と話した。

 新規参入の背景にあるのは、今年5月に決まった神戸空港の規制緩和だ。発着時間が1時間遅い午後11時までになり、1日あたりの発着回数が最大60回から80回に増えた。

 兵庫県加古川市の前川祥子さん(85)は、長野市に住む孫娘とひ孫に会いに行くために松本便の初便に乗った。これまでは家族が運転する車で6時間かかっていた。飛行機だと、フライトと松本から長野への移動時間を合わせても2時間半。「今回はお試しで乗ってみる。便利だと実感できれば、これからも利用したい」と話した。(滝坪潤一)