埼玉県勢初の夏の甲子園制覇に貢献した花咲徳栄の元一番打者が今月、単身渡米する。試験に合格した現地の短大へ11月に入学するためで、アメリカの大学野球に身を投じる。めざすのはメジャーリーグ(MLB)。ベースボールの母国で、大きな一歩を踏み出そうとしている。

 2017年、第99回全国高校野球選手権大会で、加須市出身の太刀岡蓮(れん)さん(20)は花咲徳栄の1番・中堅手として、正確な打撃と選球眼、50メートル5秒8の俊足を生かした守備走塁で初優勝に大きく貢献。当時から「いつかアメリカへ行く」と夢を語っていた。

 駒沢大へ進学したが、アメリカへの思いはむしろ強くなった。「このまま日本にいても後悔する。挑戦しないと損だ」。目標のMLBへ駆け上がるには、若いうちに挑戦する必要があると感じていた。今春から外国人枠の入学試験を目指して本格的に英語の勉強を開始。書類選考や英語の試験をパスし、MLBにも選手を輩出しているアイオワ州の短大「インディアンヒルズ・コミュニティー・カレッジ」への入学を決めた。