人間としてどうなのか――。安倍晋三首相は4日午前の衆院予算委員会で、「桜を見る会」の問題について、立憲民主党の黒岩宇洋氏から追及を受け、荒っぽい言葉で応戦した。議論は「乱戦」の様相を呈した。

 首相の後援会が主催する会前日の夕食会をめぐり、黒岩氏が「買収ですよ」と断じると、首相は「ウソつき」と猛反発。かつて黒岩氏が夕食会に高級すし店の料理を出していたのではないかと主張してきたことをたびたび持ち出し、議場は騒然となった。

 主なやり取りは以下の通り。

 黒岩氏 桜を見る会の前夜祭(夕食会)の会費をホテル側と5千円で合意したのは安倍事務所か。

 首相 合意とかいうことではなく、ホテル側が提案した額を参加者が支払った。

 黒岩氏 安倍事務所だから「一見(いちげん)さん」より安い価格にホテルが設定したということか。

 首相 仲介、紹介者の信用というものはあると思うが、それはホテル側の判断だ。

 黒岩氏 安倍事務所が常連客だったから、信用に応じて5千円とホテルが設定したということか。

 首相 5千円の中には(高級な)「久兵衛」のすしはもちろん入っていない。(久兵衛のすしが夕食会に出されたのではないかと過去に)黒岩委員は喧伝(けんでん)をされた。改めて指摘させていただきたい。(会費の設定は)ホテル側の判断だったと思う。

 黒岩氏 安倍事務所の実績があるから一見さんの客と違う対応だった。安倍事務所の信頼に裏付けされた買収ですよ。(参加者への)利益供与ですよ。明白です。おい、そこ、うるさい! (首相の席の)後ろ(の人は)関係ないでしょ! 安倍首相にしか答えられないことに、急に出てくる。あなたの存在が誰か私は知りませんけれども。

 首相 (自席の後ろに控える首相の)秘書官はさまざまな機会で私に答弁のアドバイスをする。それに対して怒鳴るというのは異常な対応ですよ。おかしいですよ。あなたに対して正確に誠実に答弁をしようという一環のことなんですよ。それを、言葉を荒らげて秘書官に怒鳴るというのは、人間としてどうなのかな、と思うわけです。「買収」という非常に強い言葉を使ったが、まったくそんなことはない。極めて失礼な私は発言だと思う。証拠を挙げてもらいたい。あり得ない。そもそも黒岩委員は(参加者に)久兵衛のすしを渡したと言った。国会議員として、少しは責任を感じた方がいいのではないか。

 黒岩氏 ホテルは(夕食会の)明細書を作成している。明細書の宛名は誰か。