NY株、史上最大2352ドル下落 入国停止措置を懸念

ニューヨーク=江渕崇

2020年3月13日05時36分

ニューヨーク証券取引所のトレーダー=ロイター

 12日の米ニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が前日夜に発表した欧州からの入国停止措置などへの懸念が強まり、主要企業でつくるダウ工業株平均が急落し、前日比2352.60ドル(9.99%)安い2万1200.62ドルで終えた。1日での下げ幅は、これまで最大だった9日(2013ドル)を超えて史上最大。下落率でも1987年の「ブラックマンデー」以来の大きさとなった。金融市場の動揺が日に日に強まっている。

 12日は取引開始から全面安の展開で、ダウ平均は1700ドル超の急落で始まった。取引開始からまもなく、売買をいったん全面的に見合わせる「サーキットブレーカー」が発動された。ニューヨーク市場の代表的株価指数「S&P500」が7%下落という発動基準に達した。

 今の基準でのサーキットブレーカー発動は9日に続き2回目。取引開始後も株価の下落は収まらず、ダウ平均は一時2200ドル超安まで売り込まれた。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のもとで金融調節を担うニューヨーク連銀は同日昼、資金需要の逼迫(ひっぱく)に対応するため、市場に大量に資金供給するとともに、買い入れ資産の対象を広げると発表。市場はこれをいったん好感し、ダウ平均が下げ幅を約700ドルまで縮める局面があったが、間もなく再び売り圧力が強まった。

 取引終盤にかけては「売りが売りを呼ぶ」展開となり、ダウ平均の下落率は一時10%を超えた。ダウ平均の終値は2017年6月以来、約2年9カ月ぶりの安値。2月12日につけた史上最高値からは8350ドルもの下落となる。

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NY株、史上最大2352ドル下落 入国停止措置を懸念

ニューヨーク=江渕崇

2020年3月13日05時36分

ニューヨーク証券取引所のトレーダー=ロイター

 12日の米ニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が前日夜に発表した欧州からの入国停止措置などへの懸念が強まり、主要企業でつくるダウ工業株平均が急落し、前日比2352.60ドル(9.99%)安い2万1200.62ドルで終えた。1日での下げ幅は、これまで最大だった9日(2013ドル)を超えて史上最大。下落率でも1987年の「ブラックマンデー」以来の大きさとなった。金融市場の動揺が日に日に強まっている。

 12日は取引開始から全面安の展開で、ダウ平均は1700ドル超の急落で始まった。取引開始からまもなく、売買をいったん全面的に見合わせる「サーキットブレーカー」が発動された。ニューヨーク市場の代表的株価指数「S&P500」が7%下落という発動基準に達した。

 今の基準でのサーキットブレーカー発動は9日に続き2回目。取引開始後も株価の下落は収まらず、ダウ平均は一時2200ドル超安まで売り込まれた。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のもとで金融調節を担うニューヨーク連銀は同日昼、資金需要の逼迫(ひっぱく)に対応するため、市場に大量に資金供給するとともに、買い入れ資産の対象を広げると発表。市場はこれをいったん好感し、ダウ平均が下げ幅を約700ドルまで縮める局面があったが、間もなく再び売り圧力が強まった。

 取引終盤にかけては「売りが売りを呼ぶ」展開となり、ダウ平均の下落率は一時10%を超えた。ダウ平均の終値は2017年6月以来、約2年9カ月ぶりの安値。2月12日につけた史上最高値からは8350ドルもの下落となる。

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