日本の航空各社が、国際線の減便によって減った航空貨物の輸送量を増やそうと、乗客のいない旅客機の床下の貨物スペースに加え、客席も貨物スペースとして使い始めている。マスクや防護服など、旺盛な輸送需要に応えるためだ。

ANA(全日本空輸)は22日、上海―羽田で、ボーイング社製「787」のエコノミー席(192席)に貨物を載せ始めた。マスクなどが入った段ボールでほぼ「満席」になったという。床下の貨物スペースのみよりも、最大1.4倍運べるといい、対象路線の拡大も検討する。

 日本航空も20日から、上海―成田で、客席上の手荷物入れに貨物を載せ始めた。マスクなど医療物資を運ぶという。(南日慶子)