新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛の要請が続くなか、各地の大学生がインターネットを使った社会活動を始めている。キャンパスには通えないが、オンラインで同世代の交流の輪を広げる試みだ。

 21日午後8時、ともに早稲田大4年の青柳雄大さん(21)と上羽友香さん(21)がフェイスブックで呼びかけたオンライン会議が始まった。全国の大学生や高校生ら13人がオンライン会議システムのZoom(ズーム)を使い、休校が長引き、受験勉強や進路に悩む高校生をどうすれば支援できるかについて話し合った。

 「大学生がネット上で高校生の質問に答える場をつくってほしい」「高校3年生向けに大学生が校内の雰囲気を伝えるオンラインオープンキャンパスを開けないか」。1時間半にわたり活発に意見を交わした。

 その名も「できること会議」。10日と14日に開いた1、2回目の会議では延べ30人以上が議論。新型コロナの情報が不足して困っている外国人労働者向けに外国語学部の学生がオンラインサポートをしてはどうか、などの提案があった。

 青柳さんと上羽さんはもともと、今夏に予定されていた東京五輪・パラリンピックにあわせ、社会貢献活動をしようと思っていた。それが新型コロナで延期が決まり状況が一変したため、オンラインに切り替えた。「授業にもアルバイトにも行けず家にいる大学生の知恵や知識を共有し、社会の役に立つ場をつくりたい」と青柳さん。さらに協力者を募り、提案の実現をめざす。

■広がる「新歓延期運動」