新型コロナウイルスの行政対応で、愛知県の大村秀章知事は26日、病院で受け入れ困難だった感染者数や救急件数などの情報公開、検証が全国で必要との考えを示した。特に首都圏や大阪圏に対して、「大きな課題だ」と強調。「ひと山越えてめでたしではない。検証しないとまた同じことになる」と述べた。

 大村氏はこれまで東京と大阪で医療崩壊が起きていると繰り返し指摘。11日の記者会見では「病院に入れない、救急を断るのは医療崩壊で東京と大阪で起きた。医療崩壊を起こしたら行政としては負け。何を言いつくろっても結果だ」としていた。

 愛知県は26日、独自の緊急事態宣言を解除した。それを決めた対策本部会議後、報道陣に語った。

 一方で、愛知県は入院やクラスター(感染者集団)の状況を日々情報公開しているとし、「こういう対応をしているのは私たちだけだ」と自画自賛。「第2波」に備え、既存の施設を活用した新型コロナ専門病院を計画し、増床準備をしていることも明らかにした。

 愛知県で確認された感染者は26日までに510人。入院や入所者は25日現在、24人となっている。(堀川勝元)