新型コロナウイルスの影響で解雇や雇い止め(見込みを含む)にあった働き手が2万人を超えたことが、厚生労働省が9日に公表した集計でわかった。直近の5日時点で2万933人に上り、足もとでは飲食業で増加が目立つ。5月は1カ月で約1万3千人増えたが、1万人を超えてからは半月で1万人増えており、雇用情勢が急速に悪化していることを示している。

 2月から各地の労働局を通じて集計している。4月末時点では3774人だったが、5月の連休明けから急増。5月21日時点で1万人を超え、5月末時点では1万6723人だった。

 6月5日までの1週間をみると、4210人増えており、そのうち非正規の働き手が2577人と6割超を占めた。業種別では、特に飲食業が多く、新たに1362人が解雇や雇い止めにされた。このうち非正規の働き手が1075人と、8割近くを占めている。