コロナ禍のなか、医療や介護の現場で働く人たちの待遇が悪化している。追い詰められながら、ぎりぎりのところで頑張っている人がめだつ。現場の担い手をどう守っていくのかが問われている。

 「ショックだった。危険手当ももらっていないのに。えっ、ていう感じ」

 看護師ら数百人が退職の意向を示しているとされる東京女子医科大学病院。30代の看護師は、夏の一時金が出ないことを知った時について、こう振り返る。

 コロナ禍が深刻になり、同僚たちと「外来の患者も減っているしボーナスは少ないよね」と心配していた。6月半ばに配られた書類に夏のボーナスが出ないとあった。以前は40万円ぐらいあり、半分ぐらいは出ると期待していた。