新型コロナウイルスの感染拡大で東京都内で病床が逼迫(ひっぱく)していることを受け、地域医療機能推進機構(JCHO、尾身茂理事長)は28日、東京城東病院(江東区)をコロナ患者の専用病院にすると発表した。9月末をめどに約50床分の受け入れを可能にする。

JCHOは24日時点で全国に57病院約1万4千病床をもち、このうち870床(約6%)をコロナ用に確保。都内では5病院の187床を確保している。

JCHOは民間病院では採算がとりにくい難病治療を含め、慢性疾患から救急まで幅広い医療を提供する。ただ、23日に厚生労働省と都が改正感染症法に基づき都内の全医療機関に病床と人材確保を要請。こうした状況下で国から改めて要請を受け、JCHOとして初の専用病院化を決めた。城東病院では、コロナ以外の患者の入院や診療は休止していく。

 田村憲久厚労相は27日にTBSの報道番組で城東病院のコロナ専用病院化を明かし、「ありとあらゆる形でとにかく病床を確保しないといけない。感染の状況は今までと違う」と話していた。(市野塊)