アフガニスタンで権力を掌握したイスラム主義勢力タリバンは3日夜、配下の戦闘員に対し、空に向かって銃弾を一斉に放つ「祝砲」を禁止するとの通達を出した。同日夜、流れ弾にあたって死傷する市民が相次いだためとみられる。

 タリバンの報道担当のムジャヒド幹部は、祝砲は市民に「害を及ぼす」ため禁止するとツイートした。

 カブールでは3日午後9時ごろ、タリバン戦闘員たちが空に向かって一斉に銃を撃った。理由は明らかになっていない。

 地元の病院によると、運ばれてきた人のうち2人が死亡し、10人を手当てしたという。流れ弾で70人以上が死傷したと伝えた地元メディアもある。

 カブールでは、駐留米軍の最後の輸送機が飛び立った直後の8月31日にも、祝砲が2時間以上鳴り響いていた。ちまたに銃があふれるアフガニスタンでは、祝い事があると男性たちが空に銃弾を放つ習わしがある。