台湾人の約6割が、「台湾有事の際に日本が自衛隊を派遣するだろう」と考えていることが、台湾の民間シンクタンク「台湾民意基金会」が2日に公表した世論調査で明らかになった。10月初旬にあった中国軍機による高頻度の軍事挑発の後、初の本格的な世論調査で、10月18~20日に約1千人から得た電話調査の結果としている。

 中国は10月1~4日、自国軍機を延べ149回の高頻度で、台湾の防空識別圏(ADIZ)に派遣。対中警戒の高まりを受け、蔡英文(ツァイインウェン)総統は同月の演説で「中国と台湾は互いに隷属しない」と主張したほか、米メディアに初めて米軍の駐留を認めた。

 同基金会によると、有効回答が得られた1075人のうち、58%が台湾有事で日本は自衛隊を派遣して台湾防衛に協力するだろうと答えた。日本が派遣しないだろうと答えたのは35.2%にとどまった。一方、米軍については、65.0%が参戦するだろうと回答。参戦しないだろうと考える人は28.5%だった。