9月の生活保護の申請数は全国で2万156件だった。前年の同じ月と比べて6.1%(1158件)増えた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けた前年水準を5カ月連続で上回っている。厚生労働省が1日、発表した。

 9月に新たに生活保護の利用を始めたのは、1万7829世帯。前年同月比で7.3%(1216世帯)増え、4カ月続けて前年を上回った。

 感染拡大に伴う生活困窮者に対し、無利子で生活費を借りられる「特例貸し付け」が行われ、生活保護の利用は昨夏にかけて一定程度、抑制されたとみられている。ただ、コロナ禍が長期化するなか、今年5月以降は再び増加傾向にある。厚生労働省保護課は「これまで特例貸し付けなどで持ちこたえていた人たちが貯金を使い切るなどして、生活保護を申請している可能性がある」(担当者)とみている。(久永隆一)