「稼ぐ観光」を強化するため、鹿児島市は独自の公式観光アプリ「わくわく」の実証実験を1日から始めた。桜島や錦江湾の観光情報やアプリ加盟店のお得な情報などを発信する。「顧客関係管理」(CRM)の手法を活用し、年齢や性別、購買・行動履歴などのデータを蓄積・管理。顧客に応じたサービスを提供して「鹿児島ファン」をつくり、長期的な関係を築くことを目指すという。

 実証実験の期間は来年1月31日まで。スマートフォンでアプリをダウンロードすると、特典として加盟店で使用できる500円相当の割引クーポンがもらえる。特典は3千人が使用した時点で終了となる。

 もう一つの実証実験として「桜島と錦江湾を楽しむモニターツアー」の参加者を募集している。小型船舶に乗って楽しむ「洋上カフェ」、「シーカヤック体験ツアー」「利き酒体験クルーズ」など16種類を用意し、付加価値の高い観光の創出につなげるという。

 下鶴隆央市長は2日の記者会見で、「コロナ後の観光再生を見据え、桜島・錦江湾エリアなど観光地としての魅力を磨きあげ、市の稼ぐ力の強化につなげたい」と述べた。(白石昌幸)