出前館の初回割引、ID偽造繰り返し受けた疑い 団体職員を逮捕
2022年1月12日12時39分
フードデリバリーで虚偽の初回注文を繰り返して特典の割引を複数回受けたとして、警視庁は埼玉県所沢市の団体職員沢涼太容疑者(28)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕し、12日に発表した。捜査関係者によると、被害に遭ったのは業界大手の「出前館」。
サイバー犯罪対策課や捜査関係者によると、沢容疑者は昨年7月、出前館を利用するにあたり「山田太郎」名義の新規IDを14個つくり、東京都内や埼玉県のラーメン店やカレー店などの商品の配達を依頼。特典割引がつく「初回注文」を装い、計2万3800円の割り引きを受けた疑いがある。容疑を認めているという。
同課は、沢容疑者がネット上で買った多数のSIMカードを使い、IDを偽造したとみて調べている。同庁は、沢容疑者が「山田太郎」名義のIDを80個作るなどID偽造を約100回重ね、計約13万円の割引きを受けたとみている。
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