山道具日記
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〈2〉雨の日が楽しみになる「L.L.Beanのビーン・ブーツ」

1912年にリリースされたビーン・ブーツは、今でもL.L.Beanのシグネチャーモデルとして販売されている伝統的なシューズのひとつ。100年以上前からほとんどデザインを変えることなく、アメリカの工場で1足1足手作りされているというのも、道具好きにはたまらないポイントです。

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数年履きこんで、レザー部分に味が出てくるとよりかっこいい。焚き火の火の粉もなんのその。ロー、ミドル、ハイカットの3種類があります。これはミドルカット

登山雑誌を作る出版社に勤めることになるまで、完全なインドア人間だったわたしにとって、年に数度ある大雨や雪の日は大惨事でした。今のように、おしゃれ用のレインブーツなんてない時代ですから、大雨でもスニーカー。朝家を出て、駅につく頃には、靴下までびっしょりというのにも、慣れっこでした。

山道具2

かかと部分にあるループに指をひっかければ、着脱がスムーズ。“かゆいところに手が届く”ディテールは、アウトドア道具ならではです

キャンプや登山をするようになって、心底よかった!と思うのは、そうした“雨の憂鬱”がなくなったことです。アウトドア活動において、悪天候は日常茶飯事。都会の悪天候など、まったくもって大したことはないのです。アウトドアの先輩である野川さんくらいになると、雨が降ろうが槍が降ろうが、いつも涼しい顔をして待ち合わせ場所にやってきます(もちろん靴下は常にドライ)。

山道具3

鎖のような形状の“チェーン・ソール”濡れた地面でもスリップを防いでくれる。有料でソールの張替えをしてくれます

雨を防ぐアイテムにはいろいろありますが、なかでも、「雨の日だからこそのおしゃれ」ができるのが、L.L.Beanのビーン・ブーツ。もともとハンティング用のブーツとして作られたモデルで、ボトムはゴム製、アッパー部分も雨や雪に強いフルグレイン・レザーが使われています。編み上げブーツなのですが、ベロ部分から水が侵入しないよう、ベロはアッパーと一体型になっているなど、デザイン性と機能性が両立されています。

山道具4

レザー部分は定期的にメンテナンス。専用の革コンディショナーを塗りこむと、耐久性と防水性を保てます。味が出るにつれ、愛着も増していきます

このビーン・ブーツ、キャンプで履いている人はよく見かけていたのですが、野川さんが雨の日の東京で堂々と履いているのを見て、「お、かっこいいな!」と思ったんです。履きこまれて、いい味が出てきたアッパーのレザー。メンズライクなブーツをあえてスカートに合わせて履くのも、アウトドアとはまた違った雰囲気ですてきです。

「あ~、今日は雨かあ。好きな靴が履けないなあ、まあ仕方ないか」。そんな鬱々とした気分とはさようなら。ここぞとばかりにおしゃれを楽しみたくなるブーツがあれば、雨の日も雪の日も、晴れ晴れと心が踊ります。

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