大人も遠足気分 京都水族館&京都鉄道博物館へGO!
夏休み真っ盛り、家族や親戚が集まる機会の多いお盆期間は、ファミリーでお出かけという人も多いのではないでしょうか。家族で京都へ旅行に訪れる人、京都近郊に帰省する人などにおすすめなのが、子どもたちが1日めいっぱい楽しめる「京都水族館」と「京都鉄道博物館」。京都駅の西に位置する広々とした梅小路公園の敷地内にあり、大人でもワクワクするようなエンターテーメントにあふれています。
京都水族館

「京の海」大水槽では、コブダイやホシエイ、マイワシの群れなどが悠々と泳ぐ(画像提供:京都水族館)
日本初の完全人工海水を利用し、内陸の京都に広大な海を運んできた「京都水族館」は、2012年のオープン。3階建ての建物は12カ所の展示エリアに分かれており、約500トンの水量を誇る「京の海」大水槽をはじめ、「オットセイ」「アザラシ」エリア、京都ならではの水のいきものを鑑賞できる「京の川」エリア、「山紫水明(さんしすいめい)」エリアなど、実にバラエティー豊かです。

「生きた化石」と呼ばれるオオサンショウウオが見られる「京の川」(画像提供:京都水族館)
京都の海をモデルに、京都ゆかりの魚たちが泳ぐ「京の海」大水槽は、人工海水ならではの透明感で、海のいきものの多様な生態をすみずみまで見渡すことができます。2階「京の海」エリアでは、京料理に欠かせない「ぐじ」と呼ばれるアカアマダイやハモなどの魚たちも展示。また、「京の川」では世界最大級の両生類オオサンショウウオの展示が。国の天然記念物であり、京都の川にも生息する「生きた化石」とも呼ばれるオオサンショウオの生態を、間近に見られるチャンスです。
名物のイルカパフォーマンスはもちろん、オットセイ、アザラシ、ペンギンなど、子どもたちの大好きないきものもたくさん。イルカスタジアムの客席からは、東寺の五重塔が見えることもありますよ。

180度広がるスタジアムでのイルカパフォーマンスは愛らしさ満点(画像提供:京都水族館)
【京都水族館】
075-354-3130(10:00~18:00)
京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)
通常の営業時間:10:00~18:00
※7月23日~8月12日、8月16日~31日は10:00~20:00
※8月13日~15日は8:30~21:00
※最終入館は閉館1時間前まで
無休
入館料 大人2050円、大学・高校生1550円、小・中学生1000円、幼児600円(すべて税込み)
京都市バス七条大宮・京都水族館前から徒歩3~5分
http://www.kyoto-aquarium.com
京都鉄道博物館
水族館から公園内を西に進むと、2016年4月にオープンしたばかりの「京都鉄道博物館」が。SL車両から現役車両まで53両が集結する、鉄道好き・乗り物好きにはたまらない博物館です。

レトロなボンネットや流線形の新幹線など、鉄道ファン必見の車両が並ぶ(画像提供:京都鉄道博物館)
入り口から本館へと続くプロムナードでは、プラットホームのような開放的な空間に展示された実物車両がお出迎えしてくれます。本館1階では、鉄道の歴史やしくみとともに、往年の人気車両や最新車両を展示。普段は決して見ることのできない機関部や車両の中など、さまざまな角度から鉄道のおもしろさを楽しむことができます。「夢は運転士さん」という子ども(もちろん大人も!)が大喜びしそうな体験が、本館2階の運転シミュレーター。制服や制帽を着用し、路線や難易度も選ぶことができる本格派です。人気のため整理券が必要なので、ぜひ早めにチェックしてみてください。

臨場感あふれる体験型シミュレーターは、大人も子どもも夢中に(画像提供:京都鉄道博物館)

扇形車庫にずらりとならぶSL車両は圧巻(画像提供:京都鉄道博物館)
子どもたちの好奇心をくすぐる、水族館と鉄道博物館。大人もきっと童心に帰って、さまざまな驚きや発見があるはず。神社仏閣や伝統文化だけが京都ではありません。たまにはこんな京都の夏も、忘れられない思い出になるはずです。(文/増田知沙)
【京都鉄道博物館】
075-323-7334
京都市下京区観音寺町
10:30~17:30(最終入館~17:00)
水曜休み
入館料1200円(税込み)
京都市バス梅小路公園・京都鉄道博物館前からすぐ
http://www.kyotorailwaymuseum.jp