山道具日記
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〈51〉料理下手こそ使ってほしい「GSIのクッカーセット」

みんな大好き「山ごはん」。凝った料理に挑戦したい!と思っている人も多いと思いますが、山での調理はコツがいるもの。今回は初心者でも上手に料理ができるアイテムを紹介します。

大きい鍋と中くらいの鍋がセットになっています。両方ともテフロン加工。ふたはフライパンとして使用できる構造で、フライパンの底になる部分(ふたの上部)は、熱伝導のいい素材が使われています

大きい鍋と中くらいの鍋がセットになっています。両方ともテフロン加工。ふたはフライパンとして使用できる構造で、フライパンの底になる部分(ふたの上部)は、熱伝導のいい素材が使われています

持ち運びできるストーブとクッカーで料理を作る「山ごはん」は、ちょっとしたおままごとみたいで楽しいもの。でも、標高が高かったり、風が吹いていたり、屋内とは環境の違う山での調理はなかなか思い通りにいかないものです。

最近はチタン製のクッカーなど、軽量さが売りのアイテムもたくさん出ていますが、素材によってはこげつきやすかったりして、火加減ひとつとってもコツが必要です。私は環境の整った自宅のキッチンでさえ料理上手とは程遠いダメ女子ですので、山での調理となると失敗続きで、トホホな経験のオンパレードです(涙)。

取り外しできる取っ手が1本ついていて、すべての鍋、フライパンに装着して使います

取り外しできる取っ手が1本ついていて、すべての鍋、フライパンに装着して使います

そんなときに出会ったのが、GSIというアメリカのアウトドアメーカーのクッカーセット。なんとこれ、屋外用にもかかわらずテフロン加工が施されているんです! 私が持っているのは直径20cmほどの大鍋と直径15cmほどの中鍋が2つ、さらにそれぞれのふたが2つついているという大きめのセット。うれしいことに、ふた部分にもテフロン加工がされていて、ふた部分をフライパンとして使ってもこげつき知らずという、至れりつくせりの構造なのです。

もっとも威力を発揮するのが、生米の炊飯。屋外で炊くごはんだから、ちょっとくらいおコゲがあっても雰囲気があっていいじゃない!なんて最初は思っていたのですが、いざ山で鍋底がこげついてしまうと大変です。ただでさえ水が貴重なのに、鍋をきれいにするのに水も時間もかかりますし、ゴミだって出ます。でもこのテフロン加工の鍋を使えば、万が一コゲがついてしまっても、ちょっとこするだけでするっととれてしまうので、後片付けもとっても楽チンというわけ。ちょっと気を抜くとすぐに鍋底がこげついてしまうカレーなんかも、安心して「ぼんやり」作れるんです(笑)。

なんとこの鍋、8年も使っています。輝くテフロンはまだまだ現役!

なんとこの鍋、8年も使っています。輝くテフロンはまだまだ現役!

定番は、大きい鍋でカレー、小さい鍋で白米を炊きながら、ふた部分をフライパンにしてソーセージを焼くという三つ同時進行調理。アルミのフライパンでソーセージを焼くといっぺんにフライパンが真っ黒になってしまいますが、テフロン加工のものなら何度使ってもこげつき知らず。手入れも簡単で、山ごはん初心者には非常に使いやすいのです。

ひとつ難点があるとしたら、テフロン加工されている分、重量があるということ。チタン製のものと比べると重さは雲泥の差なので、そのあたりは頭に入れておいたほうがいいでしょう。私はグループ山行など、仲間と荷物を分け合って登るときに使っています。

入れ子のように収納できるので、荷物のかさばりを軽減できます

入れ子のように収納できるので、荷物のかさばりを軽減できます

長い縦走で荷物をどうしても軽くしたいときはチタン製の鍋でラーメンなどの簡単な食事を。逆に1泊や、近場の山へ行くときにはテフロン加工の鍋を使って凝った食事を作る。こんな風に、歩く山の環境や荷物の重さによって食事の献立や調理器具を使い分けるのが、賢い山道具の使い方だと思います。

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