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サポカーSの安全技術を体感!マツダ試乗レポート(前編)

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 7月下旬、千葉県内でマツダの取材会が行われた。自動ブレーキに加え、ペダル踏み間違い時加速抑制装置も備えた「サポカーS」認定車に試乗することができるというものだ。取材会ではサポカーSの中でも、「サポカーS ワイド」に該当するマツダのCX-3などに実際に試乗して、四つのマツダの安全技術を体感した。

 技術は人間をどれだけ助け、幸せにしてくれるのか。
 自動車に限った話ではなく、これからの社会を生きるテーマのようにも思える。

 まず体感したのは、自動ブレーキ。静止したダミー人形に向かって時速30キロで前進したとき、自動ブレーキが作動するという設定だ。試乗では電子開発部の内海将司さん(41)が運転をし、その助手席に座らせてもらった。CX-3はカメラによってダミー人形の存在を認知し、警報音を鳴らす。ダミー人形の1メートルほど手前で車は止まったが、ぶつかってしまうのではないかと思わず目をつぶった。まさに、危機一髪という感じ。一切ブレーキを運転手自らはかけてないというから驚きだ。

 

まさに間一髪のこの位置で止まった。相手はダミー人形に過ぎないのだが、実際に体感してみると命を守る運転について考えさせられる

まさに間一髪のこの位置で止まった。相手はダミー人形に過ぎないのだが、実際に体感してみると命を守る運転について考えさせられる

 

 内海さんによると、自動ブレーキが作動するのは時速10〜80キロの間。時速80キロを超えると、被害を軽減することはできるが完全に止まることはできないという。高い安全技術だと感じたが、内海さんは「天候や道路状況などによってうまく作動しないこともある。まだまだ研究の余地はある」と語る。まだまだ進化を続けるのか……。今の技術が標準装備化されるのなら、例えばちょっとした脇見運転で引き起こされる事故は確実に減るように感じた。

 次は「AT誤発進抑制制御」という技術。難しい名称だが、要するに、駐車場などでのアクセルペダルの踏み間違いによる思わぬ急発進を抑制する技術で、停車時、センサーが前方に障害物を検知した状態で、アクセルが一定以上踏み込まれた場合に作動する。「ピピピッ」という警告音とモニターの表示によって運転者への注意を促すと同時に、エンジン出力を自動で抑えて急発進を抑制してくれる。

 私が新聞記者をしていた頃、担当地域でコンビニの駐車場に乗用車が突っ込む事故が起こった。アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故を見聞きする度に「なぜそんな簡単なミスを……」と思ってしまうが、いざ自分が同じような状況だったらどうなっていたかは分からない。焦ったり慌ててしまったりしている時には特に有効なシステムだと感じた。

自動ブレーキとAT誤発進抑制制御について説明してくれた内海さん。誤発進はこのフロントガラス上部のカメラと、ナンバープレート横にあるソナーで判断している

自動ブレーキとAT誤発進抑制制御について説明してくれた内海さん。誤発進はこのフロントガラス上部のカメラと、ナンバープレート横にあるソナーで判断している

 

 三つ目は、車線の逸脱を予測し、車が運転者に警告するシステム。時速60キロ以上で、警告音とディスプレーの警告灯が表示される技術だ。直線状態が続き漫然とした運転になりがちな高速道路運転時や、居眠り運転に陥りそうな時などで特に効果的なシステムだという。こう聞くと「簡単」な技術に思えるかもしれないが、驚いたのは、ウィンカー操作をしている場合など、ドライバーが意図的に車線をまたぐ運転をしていると認識した場合には、自動的に警告がキャンセルされること。ドライバーの目線に立った工夫だと思った。

 

右後ろ危ないよ!と教えてくれる。いつもの運転ももちろんだが、首都高の左からの合流などで真価を発揮してくれそうだ。

右後ろ危ないよ!と教えてくれる。いつもの運転ももちろんだが、首都高の左からの合流などで真価を発揮してくれそうだ。

 

 最後に体感したのは、先進ライト。11個のLEDを個別に自動点灯・消灯して昼間のように前方を見やすい状況を作りだしたり、ステアリングを切る角度と車速に応じてヘッドランプの向きを自動コントロールしたり、ハイビーム走行時には対向車を検知し、対向車側のみロービームに切り替えたりと、まさに「先進的」だった。旧型車のハロゲンに比べて、LEDの光量が圧倒的に明るいのも頼もしかったが、夜間の視認性をきめ細やかに高める技術は有り難い。装備開発部の朝日雅博さん(40)は「思った通りに光が切り替わるので、安全性はもちろんですが、乗っていて心地よいですよ」。

 今まで述べてきた四つの技術は、「サポカーSのワイド」に該当するために必要な技術であるという。ただ、認定の枠を超え、ちょっとしたドライバー目線の機能を実装する心意気に、マツダが掲げる「走る歓び」を感じるような気がした。

これらの安全技術について、その仕組みなどを詳しく解説中!くわしくはこちら »

試乗レポート(後編)に続きます。次回は、マツダ独自で取り組む安全技術を詳報します。

※本文中に登場する安全技術は、ドライバーの安全運転を前提としたシステムであり、事故被害や運転負荷の軽減を目的としています。したがって、各機能には限界がありますので過信せず、安全運転を心がけてください。速度や道路状況、天候状況、対象物などの条件によっては適切に作動しない場合があります。詳しくは、Webもしくは店頭でご確認ください。

マツダCX-3、CX-5、ATENZAは、対歩行者自動ブレーキ(A-SCBS)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置(AT誤発進抑制制御【前進時】)、車線逸脱警報システム(LDWS)、先進ライト(ALH/HBC)の四つの技術を標準装備し、国が推奨する「安全運転サポート車」(Ver.1.0)セーフティ・サポートカーSの“ワイド”に該当しています。

クルマで走る歓びを探して

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サポカーSの安全技術を体感!マツダ試乗レポート(前編)(2017/8/17)

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