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『猿の惑星 聖戦記(グレート・ウォー)』は「15分に一回は裏切られる」、放送作家・鈴木おさむさんが改めて作品の魅力語る

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 映画『猿の惑星』第1作が公開されたのが1968年。地球が「猿の惑星」へと変容を遂げることとなった名作映画である。そしてその前日譚として製作された、新シリーズの第3作目にして完結編でもある『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』。昨年劇場公開された本作がこのたびBlu-ray&DVDとして発売され、好評レンタル中だ。放送作家の鈴木おさむさんがその魅力を改めて語る。

  

『猿の惑星』を観た時の
衝撃は今も忘れられない

 小学2、3年生の頃、テレビの洋画番組で『猿の惑星』を観ました。猿がたくさん出てきて怖いなあと思っていたら、「えっ⁉」と意表を突く、まさかのエンディング。その時はオチが理解できなかったのですが、後々その意味が分かり、子どもながらにゾクッとしたのも覚えています。その後、オリジナルシリーズはもちろん、2011年からの新シリーズ『猿の惑星:創世記』『猿の惑星:新世紀』などすべて観ています。

 新シリーズの最終章にあたるのが今回、Blu-ray&DVDで発売された『猿の惑星:聖戦記』。前作「新世紀」までの「猿の惑星」シリーズは、基本的に人間が主人公で猿に侵略されているイメージがあって猿が怖かった。ところがこの「聖戦記」では初めて猿が主軸になっていて、物語全体が猿目線で描かれています。そこがとても新鮮で面白かった。猿目線だからこそ、人間のおぞましさ、愚かさがより一層濃厚にあぶり出されています。その見せ方が実にうまいと感心しました。
 ストーリーの展開も見事。よく練られていて、次はこうなるだろうと思っていても15分に1度くらいの割合で裏切られ、絶妙な加減で話をズラして流れが変わっていくんです。だから、常にどこへ連れていかれるか分からないハラハラドキドキ感があって映像に釘付け。片時も目が離せなかったですね。

  

父である前に男を貫く
シーザーがかっこいい

「聖戦記」というタイトルでありながら、父と息子の物語でもあるのもこの作品の面白さ。僕も息子がいるので、主人公シーザーが息子を抱くシーンなんて見ているだけで胸が熱くなりました。ただシーザーは父親である前に男として、人としてやるべきことを優先させます。僕はそこにグッときました。もっとファミリーに寄せた愛情物語にしてもいいところなのにあえてそうはしないで、ダンディズムを貫く父シーザーと息子を描いているところが素晴らしい。ある意味、シーザーこそが理想の父親なのかもしれません。

 片や切なかったのはゴリラのレッド。シーザーの宿敵コバ派だったレッドは人間に従うしかないという生き方を選択します。上司が代わっても、そこにすり寄るしかないという姿が見ていて悲しかった。それだけに最後のレッドの行動には心が震え感動しました。上と下とのはざまに苦しむ僕ら世代の中間管理職の方には、ぜひレッドに注目してほしいくらいです。

 また、印象に残ったのはシーザーたちが、人間への復讐に向かう途中で出会った人間の少女ノバ。彼女がなぜ口がきけないのかは後半明らかになるのですが、これがまた全く予想外の展開。しかもそこにはオリジナルシリーズ『猿の惑星』につながる部分があったり、彼女の存在そのものに強烈なメッセージがあったりするわけです。それが分かった瞬間、深く感動できるし、いろいろと考えさせられます。そういう複雑な面白さが楽しめるのも「聖戦記」がシリーズの最終章だからでしょうね。

  

あらゆる世代が楽しめる
実によく出来ている物語

 1968年以来、「猿の惑星」シリーズが多くの人に愛されているのは、猿を題材にしたエンターテインメントでありながらも、人間の愚かさ、傲慢さに鋭く切り込み、本質を見据えた物語になっているからだと思います。しかも、人間が自分より下に見ている猿に支配されることが、シリーズの最初の頃はシンプルにSFホラーだったのが、ここにきてあながち絵空事ではないリアルな恐怖を感じます。こうした人間の過ちに60年代から警笛を鳴らしてきたという意味でも「猿の惑星」シリーズはすごい。ハリウッドの先見の明には本当に頭が下がります。

 今回、僕は「聖戦記」をBlu-rayで20代後半の友人と観ました。映画館で観るのも好きなのですが、気の合う友人とあれこれ感想をしゃべりながら観るのも楽しいものだなと思いました。これこそBlu-rayやDVDの特権。ちなみに彼にとっては初めての「猿の惑星」だったのですが、十分楽しんでいました。「猿にこんなに感情移入するなんて」と自分で自分に驚いていましたよ。

「聖戦記」のBlu-rayかDVDのセットにはオリジナルシリーズの『猿の惑星』が特典として付いていますが、もし初めて「猿の惑星」シリーズを観るなら、ぜひ先に特典の『猿の惑星』を観てほしい。この映画のクライマックスの衝撃はハリウッド映画史上1位か2位に匹敵します。その後に「聖戦記」を観れば、『猿の惑星』にどうリンクしているかも分かり、より濃度の高い感動を味わえるはずです。(談)

  

『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』ストーリー
 猿と人類が全面戦争に突入して2年。猿の群れを率いるシーザーは、人間の軍隊を統率する冷酷非情な大佐の奇襲によって妻子を殺されてしまう。シーザーは多くの仲間を新たな場所へと向かわせる一方、自分はわずかな仲間と共に大佐への復讐の旅に出る。途中で口のきけない少女と出会い、ノバと名付けた一行は、さらに人間の物資を盗んで生きている奇妙なチンパンジー、バッド・エイプと遭遇。彼の道案内で大佐のアジトにたどり着いたものの、シーザーたちは大佐に捕獲されてしまう……。

ブルーレイ&DVD好評発売中! 2枚組ブルーレイ&DVD 希望小売価格¥3,990+税 + 『猿の惑星』(1968年)ブルーレイ付き


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公式HPはこちら
    ◇

放送作家
鈴木 おさむさん(すずき・おさむ)
1972年千葉県生まれ。19歳で放送作家デビュー。以後、様々な番組の構成作家として活躍。著書に「ブスの瞳に恋してる」シリーズ、『名刺ゲーム』など多数。2002年に交際0日で森三中・大島美幸さんと結婚。「『いい夫婦の日』パートナー・オブ・ザ・イヤー2009」受賞。初監督映画『ラブ×ドック』(出演:吉田羊、野村周平』ほか)が5月11日(金)に公開予定。

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