一眼気分
連載をフォローする

うまく利用してイメージ通りの作品をつくりたい、逆光の世界

パリ市内でのスナップ。太陽に雲が被り空には飛行機雲と、いうことなしのシャッターチャンス


パリ市内でのスナップ。太陽に雲が被り空には飛行機雲ということなしのシャッターチャンス
Canon EOS-1D X Mark II
EF24mm F1.4L II USM
SP:1/1600 F:10

僕は個人的には逆光が大好きだ。
もちろんどんな写真を撮りたいか、その選択により状況は変化するので、言い方を変えるなら、逆光に向いているシーンを撮ることが好きなのかもしれない。

では何故好きなのか? 具体的な理由はいくつかあるが、順光で撮った写真は奇麗だけれども面白味がない(笑)。だが、逆光をうまく利用して撮った写真は強烈な印象を与えることができるからだ。

これは実はストロボを使用していない一枚。それで撮影ポジションを工夫すればこんな写真も撮れる


これは実はストロボを使用していない一枚。それで撮影ポジションを工夫すればこんな写真も撮れる
Canon EOS-1D X Mark II
SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM
SP:1/8000 F:2.8

「逆光だからダメだよ」。写真を少しでも知っている人からよく聞く言葉があるが、実は撮影者の工夫次第でなんとでもなる。ただし状況判断を間違えるとただの暗い写真になる恐れもあるので、そこは考えなければいけないのだが。

ワイキキビーチのマジックアワー。これもある意味では逆光だが、そこにたたずむ女性がポイントだ


ワイキキビーチのマジックアワー。これもある意味では逆光だが、そこにたたずむ女性がポイントだ
SIGMA dp0 Quattro
SP:1/15 F:5.6

もちろん、ストロボを使用する、レフ板を使うなど、物理的に逆光に対する手段もある。アマチュアの人にとっても、ストロボは暗いときにだけ使うものではなく、あえて昼間に使ってみるのも面白い写真を撮る要素の一つになるから、積極的に使ってみてほしいアイテムでもある。

2018年のF1中国GPからの一枚。ピットアウトするフェラーリをストロボ+スローシンクロで撮影


2018年のF1中国GPからの一枚。ピットアウトするフェラーリをストロボ+スローシンクロで撮影
Canon EOS 5D Mark IV
EF16-35mm F2.8L III USM
SP:1/15 F:8

ただし、今のカメラは日中シンクロをオートで補正して、なるべく自然に見せるように設定されているので、結果として、ストロボを使っても背景との露出差は抑えられて、ストロボ無しで撮った写真に近い表現になってしまうことがある。

そこで、あえてオートを使わずにマニュアルモードを使って撮影することで背景との明暗差を生かしたインパクトのある写真を狙ってみてはどうだろうか?

僕の本業(?)のレースの写真SGTから。完全な逆光なので、ストロボでマシンのフロントを見せる


僕の本業(?)のレースの写真SGTから。完全な逆光なので、ストロボでマシンのフロントを見せる
Canon EOS 5D Mark IV
SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM
SP:1/200 F:13

マニュアルモードでシャッタースピードと絞りを変化させて撮影してみると、非現実的な写真が生まれる可能性がある。何でも何度でも試せるのがデジタルカメラの最大の長所なので、極端に速い(遅い)シャッタースピードを試してほしい。そして、自分の好みの色や動きが出た絞りやシャッタースピードを記憶しておこう。基本的に撮影は経験とデータの積み重ねでもある。だからどれだけいろんな場面で撮影してきたか、その経験が次の撮影に生きてくるのだ。

僕が時々利用する二子玉川駅周辺。季節によって太陽の上がる場所や角度、そして時間も違うので、同じ場所でも違う一枚が狙える


僕が時々利用する二子玉川駅周辺。季節によって太陽の上がる場所や角度、
そして時間も違うので、同じ場所でも違う一枚が狙える
SIGMA dp0 Quattro
SP:1/15 F:5.6

多彩な表現力を身につけると作品に幅が出てくる、そうするとますます写真が楽しくなる。テクニックに溺れるのではなく、テクニックを使いこなして、自分のイメージの世界を描き出す、これこそが「写心」だ。あなた自身の写心の世界を楽しんでほしい。

REACTION

LIKE
連載をフォローする

SHARE

  • LINEでシェア

FOR YOU あなたにおすすめの記事

POPULAR 人気記事

※アクセスは過去7日間、LIKE、コメントは過去30日間で集計しています。

RECOMMEND おすすめの記事

&MEMBER限定の機能です

&MEMBERにご登録(無料)いただくと、気に入った記事に共感を示したり、コメントを書いたり、ブックマークしたりできます。こうしたアクションをする度にポイント「&MILE」がたまり、限定イベントやプレゼントの当選確率が上がります。

&MEMBERログイン

ID(メールアドレス)
パスワード

パスワードを忘れた方はこちら

&MEMBER登録はこちら

&MILEの加算アクション

  • &MEMBER新規登録:100マイル
  • 記事に「LIKE」を押す:10マイル
  • コメントの投稿:30マイル
  • 自分のコメントに「LIKE」がつく:10マイル
  • *今後、以下のアクションも追加していきます

  • 朝日新聞デジタル有料会員の継続:100マイル
  • ログインしてサイト訪問:10マイル
  • アンケート回答:30マイル
  • 「朝日新聞SHOP」での購入:50マイル
  • イベント申し込み:50マイル

&MILEの獲得数に応じてステージがあがり、ステージがあがるごとに
&MEMBER限定のイベントやプレゼントの当選確率が上がります。詳細はこちら