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飲み会もヘッドセットをつけてVRの時代!? 安価な「Oculus Go」で生活変わるかも

ついに飲み会もヘッドセットをつけてVRの時代に!? [gettyimages]


ついに飲み会もヘッドセットをつけてVRの時代に!? [gettyimages]

Facebookによって買収されたコンシューマー向けVRヘッドセットメーカーのOculus社から、ついに一家に1台あってもおかしくない手軽な最新モデル、「Oculus Go」が発売された。

すでに販売されている「Oculus Rift」が5万円程度、Playstation用の「PSVR」がPlayStation4本体とセットで購入すると6万5千円程度になるのに対して、Oculus Goは半額近い2万3千8百円(32GBモデル)と圧倒的に安価だ。
そして、Oculus Goはこのヘッドセットだけで使えるスタンドアローン型だ。スマートフォンを組み込むような面倒も、高価なPCとケーブルで接続して使用する必要もなく、とにかく気軽に使える。

筆者は発売と同時に本機を購入して使用しているが、その価格といい、利用しやすさ、将来性のどれをとっても、音楽においてiPodがそうであったように、VRを一般に普及させる時代の変わり目となる機種だと確信している。
買うかどうかを迷うレベルではない、その魅力についてご紹介しよう。

競合製品と比べると圧倒的に安価なスタンドアローン型ヘッドセット、Oculus Go [Oculus]


競合製品と比べると圧倒的に安価なスタンドアローン型ヘッドセット、Oculus Go [Oculus]

ケーブルのない解放感

VRヘッドセットを使ったことがある人ならば、YouTubeやVRゲームアプリなどを楽しんでいるあいだも、どこかでケーブルが絡まっていないかが気になる、現実に命綱が一本伸びているようなわずらわしい感覚をご存じだろう。まず、スタンドアローン型のOculus Goにはこれがない。
そのメリットを感じることができるのが、たとえばリコー社から発売されている全天球カメラThetaの映像のような、360度全天球画像を楽しむときだ。

筆者はフィールドワークのツールとしてThetaを使用しており、船上で撮影したオーロラの写真や、珍しい極地の映像などをVRヘッドセットで紹介することがある。
このとき画像を見ている人がケーブルを気にすることなく、何度でもその場で体を回転させて周囲の映像を隅々まで確認できることは、仮想現実を感覚的に受け入れるのをラクにしてくれる効果がある。いわゆる「没入感」がまったく違うのだ。

スタンドアローンであるということは、気軽に持ち出せるということでもある。出張先でおもむろに鞄からOculus Goをとりだして相手に渡してプレゼンを行ったり、会食の最中に友人に異なる現実を体験してもらったりといったように、どこでとりだしても驚きを提供できる道具として、とても好評だ。

Oculus Roomで離れた人とバーチャルなパーティーを

もう一つ、Oculus Goで注目したいのが友人と手軽にVR空間内でチャットを楽しむことができる「Oculus Room」の存在だ。

Oculus Roomは、Oculus Goを所有しているFacebook上の友人を4人までVR空間内の自分の「部屋」に招待できるコミュニティ機能だ。
Oculus Goのセンサーには制限があるため、身ぶり手ぶりを伝えることはできないものの、首をかしげればアバターもかしげ、話し始めるとそれに合わせてアバターの口元が動く。VR空間で左側にいる人の声はちゃんと左耳から聞こえるなど、臨場感を高めるための工夫がさまざまに凝らされている。

このOculus Roomを利用して筆者のテクノロジー好きな仲間たちでいま盛り上がっているのが仮想空間内でのバーチャルな「飲み会」だ。
現実に会って話すことができれば良いのだが、みんな多忙で予定を調整するのはなかなか大変で、海の向こうで暮らしていて参加できない友人もいる。そこで、Oculus Room内でパーティーを開くわけだ。

先述の音の演出とともにアバターが最低限の表情をつけてくれるため、友人と場を共有している感覚が強く、互いに仮想現実内で写真をシェアしたりしつつ過ごす時間は予想外に楽しく、まさに未来の「飲み会」を体験している気持ちになる。

VRはメディアのツールとしても優秀だが、複数台でつながることで仮想現実を共有するコミュニケーションツールに変わる。Oculus Roomを使えば、それを手軽に体験できるのだ。

パーティールームはこのようなイメージ。静止画だと伝わりにくいが音声やアバターの動きで臨場感がある


パーティールームはこのようなイメージ。静止画だと伝わりにくいが音声やアバターの動きで臨場感がある

広がりつつある、Oculus GoとVRの世界

Oculus Goをおすすめしたいもう一つの理由は、これまでの製品にはなかった普及の速度だ。
Oculus Goの正確な出荷台数は非公開だが、専用Android用アプリのダウンロード数が5月末の段階で10万ダウンロードを超えていることを根拠として、おそらく10-20万台がすでに販売されているのではないかと推測するファンの声もある。
筆者の周囲でも、VRを専門としている人たちや、ガジェットを愛好するテクノロジー好きな層に限らず、一般の層にまで、すでに購入者は広がりつつある。
ファンの手によるOculus Go上のアプリ開発や、利用方法の探求も日進月歩で進んでいる。

あるユーザーはフライトシミュレーターの操作をOculus Goで行う方法を開発して、パイロットの視点で空戦を楽しむ動画を公開した。別のユーザーはいま流行しているバーチャルYouTuberのコンテンツを楽しむ方法を開発。毎日のように新しい楽しみ方が、ユーザー側から提案されている。

VRヘッドセットの未来のスタンダードといっていいスタンドアローン型の機種であること、手軽なコミュニティ機能を楽しむことができること、活発な開発コミュニティが可能性を追求していることに加え、内蔵メモリの多い64GBのモデルでも約3万円という低価格であることは、興味がある人ならば迷わず買ってよいレベルに達しているといえよう。

Oculus Goの登場で、VRはまさに時代の変わり目をむかえている最中といっていい。いままで様子をみていたという人も、この機会にぜひOculus GoでVRの世界に一歩を踏み出してみてはいかがだろうか。

スタンドアローン型でコントローラーもセットになっているため、操作もスムーズ


スタンドアローン型でコントローラーもセットになっているため、操作もスムーズ


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