小川フミオのモーターカー
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80年代の「カッコイイ」セダンの代表 ホンダ・インテグラ

  

1980年代はセダンもスタイリッシュだった。代表選手といえるのが、85年に登場した「ホンダ・インテグラ」。当初は「クイント・インテグラ」と、先代にあたるクイントの後継車種であることが明示されていた。

クイントは(狭かったが)「五重奏」を意味する車名のとおり5人乗りだった。とはいえ全長は4.11m、ホイールベースにいたっては現在の軽自動車より短い2.36m。

  

五重奏も不協和音が出てしまいそうなコンパクトさから脱し、インテグラはホイールベースが2.45m(5ドア版は2.52m)に延ばされた。当時のホンダ車の欠点だった短いホイールベースのシャシーから脱却した点は特筆すべきだ。

もうひとつ書いておきたいのは、80年代から90年代にかけてのホンダのセダンを特徴づける、やたらと低いボンネットを持つスタイルを身につけたことである。

  

そのためヘッドランプはリトラクタブル式。これは後に前面衝突試験の基準をクリアしないため廃止されるが、当時は広いキャビンと低いノーズという難しい組み合わせを、ホンダのデザイナーは上手に両立させたと感心したものだ。

エンジンは当初1590ccのDOHC16バルブ一本といさぎよかった。PGM-FI(電子制御燃料噴射)いうグレードでは最高出力は135馬力に達していた。

発売翌年の86年は、ホンダがF1でコンストラクターズタイトルを獲得しており、インテグラにもレーシングカーメーカーの発露を感じたものだ。いまもホンダ車の一部にはそれがある。

  

足まわりにはシビックのパーツも使われていて、ホンダに言わせると「ベストを集めて作った」ということだった。それゆえに「インテグラ=集合」という車名をつけたそうだ。

  

当初は3ドア(2ドアにハッチゲートつき)。遅れて5ドア、そして86年に4ドアセダンが追加された。フルラインアップをそろえたモデルだ。

ところで、懐かしい話をひとつ。マイケル・J・フォックスが登場し、「カッコインテグラ」のコピーで話題となったテレビCMは、89年にフルモデルチェンジした2代目インテグラのものである。

(画像はいずれもホンダ提供)

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