猫と暮らすニューヨーク
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猫アレルギーの飼い主と、カールヘアのデヴォンレックス猫

レイシーとリアさんのツーショットを撮影しようと試みるも、レイシーが動いてしまって、なかなかうまくいきません。猫の撮影は本当に難しいのです

レイシーとリアさんのツーショットを撮影しようと試みるも、レイシーが動いてしまって、なかなかうまくいきません。猫の撮影は本当に難しいのです

[猫&飼い主のプロフィール]
猫・Lacy(レイシー) 7歳 メス、Aaron(アーロン) 2歳 オス いずれもデヴォンレックス
飼い主・イラストレーターのLeah Goren(リア・ゴレン)さん。ブルックリンのベッドスタイにある庭付きアパートメントにてボーイフレンドのエディルさんと暮らす

     ◇

イギリスが発祥といわれる猫種デヴォンレックスは、くるくるっと縮れた短いカールヘアが特徴。本連載ではもちろんのこと、これまでの人生でもお目にかかったことがない猫を拝めるとあって、鼻息も荒く向かったのはブルックリンを拠点に活躍するイラストレーター、リアさんのお宅。

母猫レイシーと、その子猫アーロンという親子2匹のデヴォンレックスと暮らすリアさんは今夏、カリフォルニア州に移住予定。目下、引っ越し準備中のアパートメントへ押し掛けたのでした。

リアさんがデヴォンレックスを飼おうと思ったきっかけは、自身の猫アレルギー。「デヴォンレックスなら抜け毛が少ないし、アレルギーになりづらいと聞いて。まあでもご覧のとおり、レイシーの毛はものすごく抜けるのだけれど(笑)。でも今のところ、アレルギーを発症することなく暮らせています」(リアさん)

母猫のレイシー、こんな愛らしい顔をしていても親子間ではボス。「アーロンを追い払って、アーロンの分のごはんまで食べようとするんです」(リアさん)

母猫のレイシー、こんな愛らしい顔をしていても親子間ではボス。「アーロンを追い払って、アーロンの分のごはんまで食べようとするんです」(リアさん)

2匹の前に飼っていた初代デヴォンレックスは、オスのモーゼ。モーゼが亡くなった後しばらくして、かつてのブリーダーに連絡をしたところ、「もうすぐリタイアするデヴォンレックスの母猫が里親を探していると聞いたんです」(リアさん)。母猫が最後に産んだ子猫の中から1匹と共に、リアさんが譲り受けることに。以来、庭付きの現アパートメントで、レイシーとアーロンの2匹は平穏無事に親子の日々を送っている。

さて、デヴォンレックスのみならず、親子猫というのも本連載初のこと。どんな親子写真が撮れるだろうと胸を躍らせたのもつかの間、初対面の人には用心深いアーロンが、私たちを見るなり自慢の俊足で走って逃げてしまい、撮影はいきなり難航。

「2匹は親子だけれど、まったく違う性格なんです。レイシーはもの静かな猫で社交的。大人の猫だから穏やかだし、人に対しても優しい。一方のアーロンは、まだ若くてエネルギーいっぱい。ものおじする性格で、知っている人間にしか心を開かないんです」とリアさん。

なるほど……。私たちを避けて走り回ったあげく、1階の物置奥に隠れてしまったアーロンの行動にも納得。ちなみに私たちの滞在中、その姿を見せてくれることは二度となかったのでした……。

リアさんに撫(な)でられ、うとうとするレイシー。一方、最後まで隠れたままのアーロンは、私たちが帰った途端に姿を見せたとリアさんから報告が。「なんて無礼なもてなし(笑)」とリアさんも苦笑い

リアさんに撫(な)でられ、うとうとするレイシー。一方、最後まで隠れたままのアーロンは、私たちが帰った途端に姿を見せたとリアさんから報告が。「なんて無礼なもてなし(笑)」とリアさんも苦笑い

さて、そんなアーロンですが、飼い主であるリアさんには当然心を許していて、仕事を終えたリアさんがソファでくつろいでいると、脇腹のあたりに乗り、そのまま体を預けて眠ってしまうのだとか。

「私たちの生活は、正直なところ毎日似たようなもの。家で仕事をして、料理を作って、夜は映画を見たり、あるいは友だちと会ったり。そんな毎日を、より楽しく生きがいのあるものにしてくれるのが、猫という存在だと思うんです。毎朝目を覚ましたときに、そこに猫がいる。それだけで幸せです」(リアさん)
猫を飼うまでは、自分が猫派になるなんて思ってもみなかった、というリアさん。猫をきっかけに、自身の仕事にも変化があったそう。「元々、猫のイラストは描いていたのですが、猫を飼い始めたら、毛の質感からこまかなしぐさまで、より具体的に描けるようになりました」

そんなリアさんは、現在2年後に出版予定の本『Catlady(キャットレディー)(仮)』のプロジェクトに取り組んでいる。猫にまつわるさまざまな人を取材し、イラストとエッセーで紹介するというもの。「自分の作品を通して物語を伝える。そんなこと以前は想像すらしていませんでした。猫を飼うことで、新しい道が開けたと言えますね」

(写真・前田直子)

>>写真のつづきはこちら

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連載「猫と暮らすニューヨーク」では、ニューヨークで猫と生活するさまざまな人を訪ね、その暮らしぶりから、ユニークなエピソード、インテリアや飼い方のアイデアまでを紹介します。

    ◇

リアさんのウェブサイト
http://leahgoren.com
リアさんのインスタグラム
http://www.instagram.com/leahreenagoren

PROFILE

前田直子

写真家 24歳で渡米。サンフランシスコのAcademy of Art Universityで写真を学んだ後、日本へ帰国し、フォトグラファーの前田晃氏に師事。2010年に独立し、雑誌や写真集、ウェブなどで幅広く活動。2013年に再び渡米、現在はニューヨーク・ブルックリンを拠点に、日本&アメリカの雑誌や広告、ウェブなどで撮影を手がける。猫アレルギーでありながら、子どもの頃から無類の猫好き。10代の頃、実家で飼っていた猫の名前はチノ。
www.naokomaeda.net

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