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出場チームの半分に女性の姿!! 白馬の自然の中、フェス気分でキャンプ&ランの「OMM LITE」

人生100年時代とも言われる昨今、健康への関心は低くありません。“楽して健康”よりも“楽しく健康”に。そう考える皆さんに、“運動のある過ごし方”をご提案。

今回は長野県の白馬村で行われた『OMM LITE/OMM BIKE2018』の熱い2日間の様子をリポート。スマホではなく地図・コンパスを使い、設定されたチェックポイントを制限時間内に多くまわり、獲得した点数で競う野外スポーツ「ロゲイニング」をベースとした大会です。(※OMM LITEの場合)

★大会概要★
OMM LITE/OMM BIKE2018 HAKUBA,OTARI
競技エリア:長野県白馬村・小谷村
種目:OMM LITEとOMM BIKEの2種類
競技時間:1日目5時間、2日目4時間(LITE、BIKE共通)
地図仕様:LITE 1:25,000、BIKE 1:31,000 等高線間隔10m,磁北線記載済み,耐水加工済み
1チーム/2~5名のエントリー制
コントロール:38ヶ所(得点は10~50点):1分遅刻につき5点減点 競技時間から1時間後にフィニッシュを閉鎖
必須装備:地図(事前に提供される)コンパス、水、行動食、ファーストエイドキット、ホイッスルなど(※OMM LITEの場合)

 

最高のアウトドアフィールド白馬に続々と参加者が集結、前夜祭組も

舞台は長野県の白馬村と小谷村。一級河川・松川が流れ、白馬連峰のダイナミックな山並みが目の前という雄大な自然に囲まれたフィールドです。この『OMM LITE/OMM BIKE2018』の本家とも言えるのが、2014年に日本で初めて開催された『OMM JAPAN』。OMMとはオリジナルマウンテンマラソン(Original Mountain Marathon)の略称で、イギリス発祥の伝統あるアウトドアスポーツブランドです。

今回の『OMM LITE/OMM BIKE2018』は、走る(歩く)の「LITE」と自転車の「BIKE」部門の2競技が同時開催。野営装備を持って歩く必要がなかったり、レース中にコンビニなどで食料や水を購入してOKなど、『OMM JAPAN』と比べて初心者でも気軽に参加できる内容になっています。

前日から受付が開始され、キャンプサイトの使用も可能ということで、金曜日の午後には前泊組が続々と集結。カラフルなテントが次々と張られ、タープの下では楽しそうな前夜祭が繰り広げられました。この大会は宿泊のルールは決められていないので、近くの民宿やペンションなどの宿泊施設を利用してもよい、というのも初心者や女性同士のチームにはありがたいところ。イベントセンターでは地ビールや軽食の販売も行われました。

暑さとの戦いとなった「OMM LITE」の2日間がスタート

ご存じの通り今年の夏は記録的な猛暑となりました。白馬も例外ではなく、長野だから涼しいでしょと思ったら大間違い! 気温は午前中ですでに30℃を超えていました(レースは7月に開催されました)。そんな中、ブリーフィングが終わると10時に1日目の競技がスタート。制限時間は5時間。15時までにできるだけ多くのチェックポイントを周って点数を競います。

地図は2日間を通して同じものを使います。受付時に受け取っているので、早い人なら前日の夜からじっくりとチェックポイントの位置を確認済み。ただし得点表はスタート直前にしか配布されないので、考えていたルートだと思っていた以上に点数が取れないとわかると、直前でルート変更なんていうことにも。地図をざっくりと見たところ、北と南にある一番遠いチェックポイント同士の直線距離で約9km、東西で約5km。そのエリア内に合計38ヶ所のチェックポイントが散らばっています。

東京から初参加した女性同士のチームに話を聞いてみると、ふたりとも趣味は登山。『OMM LITE』のことは以前から知っていて、今回はどちらからともなく「じゃあ一緒に出てみようか!」と意気投合したのだとか。

「実はふだんの山登りではコンパスはほとんど使わないんです。なので今回は来る前にネットで調べて使い方を勉強してきました(笑)」

今回は156組がスタートした中で、女子のみのチームが18組、男女混合が75組。ということは、半数以上のチームに女子がいるということになります。『OMM JAPAN』よりハードルが低いぶん、女性同士でも気軽に参加できる大会といえるでしょう。

OMMのルールでは、制限時間をオーバーしてフィニッシュすると1分につき5点の減点となります。がんばって遠くのチェックポイントまで行ったのに、15時までに戻れなかったら苦労も水の泡。もちろん自分たちの体力に合わせて「もういいかな」と思ったら、早めにフィニッシュしてもOKです。競技するフィールドは同じでも、他はすべてチームの判断で決めて良いのがOMMの魅力。

フィニッシュ後には、その日の競技結果がイベントセンター前に貼り出されます。順位は「男子」「混合」「女子」別でわかるようになっているのが特徴で、ゴールするまで自分たちの順位の予想がつかない競技のおもしろさがここに。チェックポイントの順番も表示されるので、他のチームがどういうルートでまわったのかがわかって参考になります。この日は、全38カ所のなか、20ヶ所のチェックポイントを取った唯一の3チームがそのまま1~3位という結果に。得点も670点、670点、650点と僅差(きんさ)の戦いでした(同点の場合はフィニッシュ時間が早いほうが上位)。

夏のいい思い出になる仲間との楽しいキャンプの時間、夜は夏空に酔う

よく走った!お疲れ様~!この開放感と充実感が最高のごぼうび


よく走った! お疲れ様~! この開放感と充実感が最高のごぼうび

フィニッシュしたら2日目のスタートまではフリータイムとなります。イベントセンター近くには温泉施設『岩岳の湯』があって、参加者には割引券が配られました。とにかく暑かったので、汗を流してさっぱりすることができるOMM白馬は本当にありがたい環境といえるでしょう。

山に日が沈むと時折涼しい風が吹いてきて、昼間と比べてだいぶ過ごしやすくなりました。それからのキャンプサイトはというと、まさに山フェス状態! 想像以上の暑さで疲れた初日でしたが、仲間と楽しく飲んで食べられるとなれば話は別。地ビール片手にバーベキューなどを楽しむ光景があちこちで見られ、いつまでも笑い声が聞こえていました。仲間と語り合いながら過ごすこの開放感たっぷりの夜が『OMM LITE/OMM BIKE2018』の大きな魅力のひとつかもしれません。

キャンプサイトの夜。ゴンドラ山頂駅の明かりが山を照らします


キャンプサイトの夜。ゴンドラ山頂駅の明かりが山を照らします

この日はOMM参加者限定で岩岳ゴンドラ「ノア」がナイト運行(無料)されるというロマンチックなごほうびも用意されていました。標高1289mの山頂は、涼しくて少し肌寒いほど。天の川がかかる夏の星空を見上げた参加者からは「おぉ~! すごい!」「キレイ~!」と歓声があがっていました。眼下には白馬村の集落の明かりが広がり、周囲の山の稜線(りょうせん)が夜でもくっきりと見てとれる幻想的な風景が。あとで知ったのですが、実はその山頂もチェックポイントがあった場所。ゴンドラで一気に楽々と上ってしまいましたが、あそこまで行った人がいたかと思うとびっくりです。

ゴンドラに乗って標高1289mの山頂へ。ふもととは比べ物にならないほどの星の数に感動


ゴンドラに乗って標高1289mの山頂へ。ふもととは比べ物にならないほどの星の数に感動

初日よりさらに暑い「OMM LITE」2日目がスタート!

お弁当が配られた2日目の朝。エネルギーチャージしたらさっそくチームで作戦タイム


お弁当が配られた2日目の朝。エネルギーチャージしたらさっそくチームで作戦タイム

2日目は無料で朝食が配布されるという至れり尽くせりっぷり。梅干しが乗った白ごはんに、卵焼きや鶏肉の炭火焼き、煮物といったパワーが出そうなお弁当を食べたら、9時の競技スタートに備えて準備開始です。

前日と同じく得点表の配布はスタート20分前。1日目とは違う点数がつけられているので、同じチェックポイントでも前日は50点と高得点だったのに20点になっていたりということも。さらに、2日目の競技時間は前日より1時間短い4時間なので、すでに場所がわかっている場所に行くか、それとも違うポイントを狙いに行くかはチーム次第です。足腰にきている疲労や33℃予想の気温を考慮しなくてはいけない2日目は、9時ちょうどに競技スタート。前日の順位などは関係なく、全員一斉にイベントセンター前からフィールドに散らばっていきます。

参加者同士がこうしてすれ違うこともしばしば。「お疲れ様で~す」の会話にお互い笑顔がこぼれます。それにしても上からもアスファルトから照りつける熱反射がハンパない!


参加者同士がこうしてすれ違うこともしばしば。「お疲れ様で~す」の会話にお互い笑顔がこぼれます。それにしても上からの熱にくわえ、アスファルトからも照りかえす熱がハンパない!

この大会では、チェックポイント近くの木陰で3、4人で座ってお昼ごはんを食べているチームや、道の横を流れる小川に手をつけてクールダウンしているチーム、白馬連峰がどど~んと見えるビュースポットではスマホのカメラを向けるチームなど、競技をしながら白馬の大自然をめいっぱい楽しんでいる姿があちこちで見られたのが印象的でした。

フォトジェニックなスポットが点在する白馬村。1998年長野オリンピックの象徴ともいえるジャンプ台の近くにもチェックポイントが


フォトジェニックなスポットが点在する白馬村。1998年長野オリンピックの象徴ともいえるジャンプ台の近くにもチェックポイントが

競技エリアの中には渡ることが可能な川があって、そこは今回おそらく一番人気だったポイント。裸足になって水に入ると、さすが山から流れてくる雪解け水、あまりの冷たさに「ヒャ~!」と声があがってしまいました。つかの間のクールダウンの後は、再び炎天下を歩き出す参加者の皆さん。ゴールまで気が抜けません。

「BIKE」の参加者にも大人気だった川のエリア。ここには2カ所のチェックポイントが


「BIKE」の参加者にも大人気だった川のエリア。ここには2カ所のチェックポイントが

2日目もフィニッシュ後にその日の競技結果が貼り出されましたが、前日と比べて全体的にまわったチェックポイントの数が少なかったようです。それにともなって獲得点も下がり1~3位チームの点数は465点、460点、450点と前日から200点ほど低い結果に。疲れがたまった2日目には敬遠されがちな、山にあるチェックポイントに比較的高得点がちりばめられた結果かもしれません。そして、1日目と2日目の合計得点が総合成績となり、LITEとBIKEそれぞれの上位3チーム、さらに女子1位(女性のみで構成されるチーム)、混合1位(男女で構成されるチーム)が表彰されました。

美しすぎる渓流沿いのチェックポイント! 気温も2、3度低く感じられる清涼感たっぷりの場所


美しすぎる渓流沿いのチェックポイント! 気温も2、3度低く感じられる清涼感たっぷりの場所

今回参加してみて、歩くのが好きで、キャンプ好き、フェス好きだったら間違いなく楽しめると感じた『OMM LITE/OMM BIKE』。ハイスコアを目指すチームがたくさんいる中で、女子のパワーはあなどれないことを再確認しました。なぜならLITEもBIKEも総合1位は混合ペアという結果だったから。体力、走力だけでは勝てないナビゲーションスポーツの楽しさが現れているような気がします。

ゴール!参加した人しか味わえない充実感いっぱいの瞬間を、あなたも来年ぜひ!


ゴール! 参加した人しか味わえない充実感いっぱいの瞬間を、あなたも来年ぜひ!

35℃近い暑さとの戦いで、例年にない過酷なレースとなった今年の白馬ですが、それでも競技終了後に「めちゃくちゃ楽しかった!」、「ハマりそう、来年も出たい!」という感想を多く耳にしたのが印象的でした。もしかしたらそれは、自分たちに“まだ伸びしろがあるよ”と大自然が教えてくれるからなのかもしれません。気の合う仲間と大自然を楽しみながらの真剣勝負。来年の『OMM LITE/OMM BIKE』、いかがでしょうか(『OMM LITE/OMM BIKE』よりも厳しい季節、厳しい環境でレースに挑む『OMM JAPAN』は11月に開催されます)。

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