原田泰造×コトブキツカサの「深掘り映画トーク」
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韓国の主役級俳優たちの演技は見応えあり 『神と共に 第一章:罪と罰』

ネプチューンの原田泰造さんと、映画パーソナリティーのコトブキツカサさん。映画が大好きなオトナのお二人が、新作や印象に残る名作について自由に語る対談企画です。今回は、人気のウェブコミックを原作に、独創的な地獄のビジュアルと、豪華キャストによるアクションとドラマが話題となり、韓国の興行成績歴代2位を記録する大ヒットとなった大作『神と共に 第一章:罪と罰』についてトークします。

<ストーリー紹介>

火災現場で壮絶な殉死を遂げた消防士ジャホン(チャ・テヒョン)の前に、冥界の使者であるカンニム(ハ・ジョンウ)、ヘウォンメク(チュ・ジフン)、ドクチュン(キム・ヒャンギ)の3人が現れ、「人間は死ぬと亡者となるが、地獄の裁判を受けて無罪になれば生まれ変わることができる」と告げる。ジャホンは3人の使者に導かれて七つの地獄を巡り、自らの過去と向き合っていくことになる。

韓国の主役級俳優たちの演技は見応えあり 『神と共に 第一章:罪と罰』

『神と共に 第一章:罪と罰』のメインビジュアル© 2019 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS All Rights Reserved.

コトブキ 韓国で大ヒットしたという作品なんですけど、タイトルやビジュアルをちょっと見ただけだと、少し手を出しづらい雰囲気がありますよね。

原田 俺は韓国映画が大好きだから、観るのを楽しみにしてたよ。

コトブキ 改めてみると、まずキャストがすごい。主演のハ・ジョンウは韓国映画界が誇る大スターで、もう間違いないじゃないですか。『チェイサー』『哀しき獣』というナ・ホンジン監督作でそれぞれ強烈な役を演じてましたし、『お嬢さん』も良かった。今回のカンニムという役もカリスマ性がありましたよね。

原田 消防士を演じてたチャ・テヒョンもうれしかったよね。『猟奇的な彼女』の頃からイメージが全然変わってなくて、その変わらなさに思わずありがとうって言いたくなったよ。

コトブキ 僕も『猟奇的な彼女』大好きなんですよ! 確かに、あのキョヌがそのまま消防士になったんじゃないかって勝手に思っちゃうくらい面影を残してましたよね。

原田 ウォン・ドンヨンっていう兵隊を演じていたD.O.は、EXOっていうアイドルグループの人なんだよね? これをアイドルにやらせるんだっていうぐらい複雑な役だったし、それを見事に演じているからすごいなって思った。

コトブキ 地獄の裁判長たちも、韓国映画界では大物の方々がそろって演じている。さらに、これは第2章からになりますけど、俺たちのマ・ドンソク兄貴も出てますから。

原田 マ・ドンソクは今回もカッコ良かったよね。こんなこともできるんだって、懐の深さも感じたよ。

キャストは安定の実力を発揮、地獄のイメージはちょっと違うが

コトブキ もうキャストの時点で語りたいことがいっぱいありますし、ひとりで主役を張れるぐらいの人たちが、これだけ集まってるってことは、それだけ気合が入った超大作ってことじゃないですか。でも、あえていいますけど、映画がはじまっても、最初はとっつきにくいじゃないですか。

原田 確かにあんまり説明がないかもしれない。亡者の生前の行いが裁判にかけられていくとか、それを冥界の使者たちが弁護していくとか、ちょっとなじみにくい部分はある。

コトブキ 地獄めぐりをしながら裁判を受けて、その過程で消防士の過去や、冥界の3人の因縁とかも徐々に明らかになっていくっていう展開なんですけど、その地獄のシステムとかルール説明みたいなところがちょっと不親切なので、スッと入っていけないんですよね。韓国独特の宗教観とか、地獄の表現もありますし。

原田 とはいえ、日本人の僕らが一般的に考えるような地獄のイメージとはそこまで違ってないんだよね。三途(さんず)の川もあれば、閻魔(えんま)さまもいて。ビジュアル的にもわかりやすく表現してるから、俺はこの地獄イヤだなとか、そういう共感もできるよね。

コトブキ 裁きによって現世に転生できるっていうのは、クドカンの『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』と似たルールですよね。裁判で過去を振り返っていって、消防士だけでなく各キャラクターの背景が明らかになっていくあたりからは、とっつきにくさは薄れてくるんですけど……。あんまり言うとネタバレになっちゃいますね。

原田泰造とコトブキツカサ

原田 個々のエピソードが重なり合って、事実が明らかになっていって、最後は泣けるんだよね。この消防士とお母さんのシーンは涙が出たよ。

コトブキ 「過去のことで新しい涙を無駄にするな」っていう、セリフが効いてくるんですよね。あそこは感動しますよ。ちなみに、あのお母さん役は『新感染 ファイナル・エクスプレス』で、老姉妹を演じていた女優さんなんですよね。

原田 え、あの人なんだ! 俺、この女優さんにはいつも泣かされてるなあ。『新感染』のあのシーンもそうだし、例えば『国際市場で会いましょう』なんかは全編そうだけど、韓国映画って、もう真正面から「お涙ちょうだいを目指して作りました」って感じがするじゃない。そこに照れがないし、観客側もストレートに涙を流すっていうイメージがあって、俺は韓国映画のそういう所が好きなんだよね。

コトブキ この作品はマンガ原作だけあって、ファンタジー要素もあるし、アクションも激しいんですけど、家族ネタですごく泣けるシーンをちゃんと入れてくるっていうのが韓国映画らしいなって思いますよね。で、これもネタバレがあるので難しいんですけど、第二章を観ると、また評価が変わってくるんですよ。冥界の使者たちの過去が次第に明らかになっていくんですけど。

原田 確かに、第二章を観ると第一章の印象が変わるかも。やっぱりこれは二部作セットで観るものなんだろうね。

コトブキ 一章も二章も上映時間でいうとそれぞれ140分くらいあるんですよ。2本合わせると5時間弱だから、海外ドラマの1シーズン分くらいになりますよね。だから最初のとっつきにくさを含めて、海外ドラマを観るような感覚で挑んだほうがいいかもしれないですね。

原田 海外ドラマでいえば、『ゲーム・オブ・スローンズ』がそうだよね。あれも最初は難しいんだけど、頑張って見ていると面白くなってくる。シーズン3でやめられなくなって、シーズン5なんて震えるよ。

コトブキ 『ゲーム・オブ・スローンズ』は、泰造さんに勧められて見始めたんですけど、全然わからないんですよ(笑)。わからないから面白くない。いろんな人から「シーズン3まで我慢して見ろ」って言われるんですけど、そこまで我慢できない。

原田 我慢してよ(笑)。それだけの面白さがあるんだから。

コトブキ 僕は個人的に、劇場で観る映画は2時間以内でまとまってたほうがいいと思うんです。でも、海外ドラマは長い方がいい。引っ張るだけ引っ張ってくれたほうが楽しめる。ウチの奥さんなんて終わるのがイヤだから、好きな海外ドラマの最終回は見ないようにしてるくらいなんですよ。『神と共に』は、原作も続いてるみたいですから「第三章」にも期待しちゃいますね。

 

映画『神と共に』ポスター

『神と共に 第一章:罪と罰』

監督・脚本:キム・ヨンファ

キャスト:ハ・ジョンウ、チャ・テヒョン、チュ・ジフン、キム・ヒャンギ、ドクチュン、イ・ジョンジェ

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