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イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

「通りを渡っただけでこんなに雰囲気が変わるんだ!」

サンフランシスコは、三方向を海に囲まれた半島にある、約11キロ四方の正方形のような形をした街。コンパクトでありながら、独自の“色”を持つ地区が混在していて、面白さが凝縮されている。通りを挟むと雰囲気が全く異なるところもある。市内をくまなく走るメトロやバス(通称ミュニ)、ケーブルカーを乗りこなせば、街はイロトリドリな景色を見せてくれる。早速カメラを持って街へ繰り出してみた。

(文・写真/葛西亜理沙)

開放的なベイエリアでのんびり過ごすならフォート・メイソン

街の北側に位置するフォート・メイソン。軍隊の駐屯地だったこの場所は、今は美術館や劇場が集まるレクリエーション地区として利用されている。家族連れが多く、のんびりと散歩するにはぴったり。

訪れた日曜日にはファーマーズマーケットが開かれていた。甘いフルーツや新鮮な野菜の香りが潮風に乗って鼻に届く。散策していると、「オーガニックの新鮮野菜だよ!」と声をかけられる。

隣接する公園からはゴールデンゲートブリッジ全体を見渡せ、訪れている人たちはピクニックやランニングをしたり、ゆったりとした日曜の昼下がりを楽しんでいた。

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

ファーマーズマーケットに出店していたアイスクリームカー。オリジナルフレーバーはどれもおいしそう

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

通り過ぎただけで熟したイチゴの甘い香りが漂ってきた

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

早朝からファーマーズマーケットは大にぎわい

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

公園から一望できるゴールデンゲートブリッジ

ヒッピー発祥の地ヘイト・アシュベリーは、フォトジェニック

次はヒッピー発祥の地、ヘイト・アシュベリーへ。1960年代のカウンターカルチャーの雰囲気が残るこのエリアは、カップルや学生、アーティストが多く、私も大学時代によく訪れた。“LOVE&PEACE”(愛と平和)のサインやカラフルに塗られた建物をあらゆるところで見かける。ビンテージ衣料品やレコード店、無国籍料理店など以前からあるお店も見かけ、変わらない雰囲気にうれしくなった。

完全ベジタリアンのハンバーガーを「Vegan Burg」で食べてみる。言われなければソイミートだなんて分からないほどジューシー!

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

カラフルな建物がとてもフォトジェニック

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

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大豆でできたソイミートのハンバーガー。見た目もお肉と変わらない

ハーヴェイ・ミルクで有名な“LGBTの街”カストロ

その後、市の中心部に位置するカストロへ。“LGBTの街”と呼ばれ、多様性を意味するレインボーカラーの巨大フラッグがシンボルになっているこの場所は、米国で初めて同性愛者であることを明かして選挙で選ばれた公職者となった、ハーヴェイ・ミルクの活動拠点だったことでも有名だ。

街は以前にも増してレインボーカラーが増えていた。
長く続く通りにも旗、驚くことに横断歩道もレインボーカラー!

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

街の象徴、巨大なレインボーフラッグ

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

中心地にあるカストロ劇場は歴史ある映画館

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レインボーカラーの横断歩道

新店が増えるフィッシャーマンズワーフでは“チーズ学校”へ

その後、フィッシャーマンズワーフへ。メリーゴーラウンドがあるショッピングモールやお土産ショップが立ち並び、以前は観光客にしか人気のなかったこの場所も、新しい施設が増えて地元の人も楽しめるようになったと聞いた。

その一つが「Cheese School」だ。カフェ、ショップ、講座を行うクラスが併設され、チーズ好きのご近所さんはもちろん、地元のレストランやワインショップのオーナーもチーズの勉強のために通うと言う。お店にはカリフォルニア産のものが多く、立ち寄ってみるととても楽しい。

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

隣に座っていた素敵な女性。お客さんかと思ったら、Cheese Schoolのマネジャーだった

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

カリフォルニアワインも豊富に揃えている

街全体はそんなに大きくなく、それぞれの地区も離れていないのに、少し移動するだけで雰囲気が変わるサンフランシスコ。自由気ままな一人旅でも、地区ごとの“色”を楽しんで飽きることがなかった。旅の仕方は十人十色。友人・恋人とくるのか、家族とくるのか、ここでは自分にあった“色”を見つけて、自分らしい旅が楽しめるはず。次に訪れるときは、どんな“色”を見つけてサンフランシスコを回れるだろう。

イロトリドリな街、写真家が旅するサンフランシスコ

飛行機からの景色。サンフランシスコ国際空港を飛び立ち、5分もたたないうちに街全景が見えてきた

■取材協力
カリフォルニア観光局
サンフランシスコ観光協会

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