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太陽の恵みで快適キャンプを! ソーラーパネルがあれば電力確保に憂いなし

キャンピングカーでの快適な生活を支えてるのは「電気」です。近年のキャンピングカーはエアコンや電子レンジなど、電化製品が増える傾向にあり、電力確保は重要な問題になっています。今回はそんな、キャンピングカーでの電気のお話です。

(TOP写真:照明はもちろん、空調から給排水まで、電気がないと「働かない」)

愛好家のだれもが欲しがる装備

RVパークやキャンプ場など、外部から電源がとれる場所なら問題はありませんが、それだけを頼りにしていては、せっかくのキャンピングカーの自由度が下がってしまいます。

また、サブバッテリーだけで生活に必要な電力にある程度は対応したい、という需要もあります。各ビルダーもそうしたニーズを受けて、サブバッテリーをツイン、トリプルと増やしたり、高効率のリチウムイオンバッテリーを搭載するなどで対応しています。

とはいえ、バッテリーは使えば減ってしまうもの。外部電源のない環境で数日過ごせば、当然電池は減ります。当然、次に備えて「充電」の必要があります。サブバッテリーは外部電源や走行充電によって充電されますが、普段のキャンピングカー置き場が電源のない月極駐車場だった場合、電池が減った状態で旅から戻っても、充電はできません。また、走行充電しようにも、走行距離が短ければ、やはり満充電には足りません。

そんなとき役に立つのが太陽電池=ソーラーパネルです。太陽の光さえあれば、騒音や排気ガスを出すことも、燃料を消費することもなく発電してくれるという優れもの。キャンピングカーにはうってつけの装備で、愛好家の間でも「欲しい装備」として高い人気があります。

騒音も排気ガスもなく、光さえ当たれば発電するソーラーパネル。ただし、光の当たる角度や温度などでその効率は大きく左右される

騒音も排気ガスもなく、光さえ当たれば発電するソーラーパネル。ただし、光の当たる角度や温度などでその効率は大きく左右される

バッテリーと組み合わせた「システム」として考えよう

そもそもは住宅用としておなじみの発電用ソーラーパネルですが、その性能は年々向上しています。最新のパネルでは1平方メートルあたりの発電量は175Wにもなります。車の屋根ですから面積は限られるものの、大型車両なら600~800W程度の出力は得られることになります。800Wあれば省エネ型の家庭用エアコンなら十分動かせますし、余剰分でバッテリー充電もできる計算です。

しかし、これはあくまでも「計算値」。ソーラー発電が最大限に力を発揮した場合のシミュレーションです。ちょっと雲があったり、木の影が少しかかっただけでもソーラーパネルの出力は落ちてしまいますし、日差しも日によって違います。日照時間も季節によって異なります。

さて、パネルは日光を受けると発電します。そのときに電化製品を使っていれば、できたての電気が消費されます。発電量が消費量を上回っていれば、その電力はサブバッテリーに充電されます。これが基本的なソーラー発電のしくみです。

しかし日が暮れればソーラー発電は止まります。日中はソーラー発電、日没後はバッテリーを頼ることになります。夜の分をまかなうためにも、バッテリーの容量も重要だということです。

ソーラー発電は充電効率が大事!

ソーラー発電はパネルさえあればいいわけではありません。一連の「電源システム」です。このシステムを構成する、もうひとつ重要な要素が「充放電コントローラー」です。

ソーラーパネルは光さえ当たっていれば、どんどん発電します。ところが、その電力を受け取るバッテリーは無限に電力を蓄えられるわけではありません。

出しっぱなしにした水の下にバケツが置いてあると想像してください。バケツがいっぱいになっても水をとめなければ、水はあふれ続けますよね。電気の場合もこれと同じ。規定値(バッテリー充電容量)以上に電気が流れ込むと、それは「過充電」になってしまいます。

水とバケツの場合はただただあふれてもったいないだけですが(それも大問題ですが)、バッテリーの場合、過充電は負荷がかかるだけでなく、バッテリーそのものを傷めてしまうというデメリットがあります。

充放電コントローラーには「過充電防止機能」「過放電防止機能」「充電効率向上機能」などの機能があります。パネルとバッテリーの間に入って、関係を調整してくれるわけですが、これも、ソーラーパネルの出力、サブバッテリーの容量に合わせたものを選ぶことが大切です。

発電量はソーラーパネルの面積に比例する。できればたくさんパネルを載せたいが、重量のこともあるので、専門店でよく相談しよう

発電量はソーラーパネルの面積に比例する。できればたくさんパネルを載せたいが、重量のこともあるので、専門店でよく相談しよう

使う電力を考えて、プロに相談を!

では、ソーラー発電のシステムを取り入れたい場合、どう考えたらよいのでしょう?

まず、パネルにもバッテリーにも、コントローラーにもさまざまなレベルがあります。高性能なものほど高価になるのは、ほかのものと変わりません。

「愛車に取り付けたいのだが、どうしたら?」という場合、まず考えるべきは「どれだけ電気を使いたいのか」ということです。

居室にエアコンはありますか? 電子レンジは? それらをすべて、いっぺんに使っても大丈夫なだけの電力が欲しい場合、それ相応の発電システムが必要になります。車の屋根の広さも重要です。そもそもパネルが何枚乗るでしょうか?

こうしたことを、総合的に判断して助言してくれるプロに相談するのが一番です。

また、ソーラーパネルは光が当たる間はずっと発電します。スイッチをオフにすることはできませんから、取付の際には細心の注意が必要です。取り付けや配線の引き込みなどで、ボディに穴をあける必要もあります。そういう点でも、キャンピングカーをよく知る、経験豊富な専門店での購入、取り付けをお勧めします。

はがき大パネルは補充電に便利

キャンピングカーに限らず、自動車はエンジンを止めてキーを抜いても、それなりの電力を(走行用のカーバッテリーから)消費しています。具体的にはオーディオやカーナビのメモリー、そしてエンジンコンピューターのメモリーなどが電気を必要とするのです。たまにしか動かさないキャンピングカーで「出かけようと思ったらバッテリーが上がっていた」なんて経験、ありませんか?

そんな人にはカーバッテリー保護用のソーラーパネルをお勧めします。はがき大ほどの小さなパネルですが、ダッシュボードの上に置いておくだけでOK(サンバイザーを設置している場合は日が当たるように工夫を)。配線も簡単で、カー用品店で2~3千円で購入できますのでお手軽です。カーバッテリーからの自然放電や、メモリーで消費される程度を補充電してくれるので、活用頻度の低い人も安心ですね。

ハガキ程度の小さなソーラーパネルだが、長期間動かさない車でも、メインバッテリーを補充電してくれる便利なグッズだ

ハガキ程度の小さなソーラーパネルだが、長期間動かさない車でも、メインバッテリーを補充電してくれる便利なグッズだ

いかがでしたか? 私たちの日常生活同様、キャンピングカーライフも電気に支えられています。電源の確保できる場所(RVパークやキャンプ場)と、自前でまかないながら滞在できる場所を交互に組み合わせるなど、旅の計画に電力の消費と補充の予定も組み込んでおけると、安心して旅が続けられますよ。

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