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ゴールドカントリーのワイン街道を行く、写真家が旅するプリマス

「ゴールドカントリーのワイン街道でカリフォルニアワインを満喫したい!」

カリフォルニア州北東部、アマドールカウンティーにある小さな町プリマス。”ゴールドカントリー”と呼ばれる金鉱脈と鉱物資源がある地域のひとつで、ゴールドラッシュ時代の1849年に、金鉱を求めてカリフォルニアに押し寄せた人々「フォーティー=ナイナーズ」によって生まれた町だ。“ゴールドカントリーのワイン街道の入り口”といわれている。イタリアやスペインの気候に似ていて、人気のワイン生産地でもあるらしい。ワインにつられて足を運んできた。

(写真・文:葛西亜理沙/TOP画像=この地域で大事にされている品種ジンファンデルのぶどう)

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プリマスの地に魅せられて「Helwig Winery」

プリマスの町から続くワイン街道を行くと、小高いぶどう畑に囲まれた広大な敷地の「Helwig Winery」がある。オーナーのデイブ・ヘルウィグは米国中のワイナリーを旅し、プリマスの気候と地質に魅了されワイナリーを持った。ここのワインは日本に輸出していないからますます訪れたくなる。グラスを片手に敷地を見て回れるのもワイナリーだからこそ。ワインの貯蔵庫は必見! 洞窟に樽(たる)が寝かせてあって、中世を舞台にした映画に出てきそうな雰囲気だった。

敷地には広大なぶどう畑が広がっている

敷地には広大なぶどう畑が広がっている

予約をすればワイナリーを見て回れるツアーも組んでくれる。ワインテイスティングでは自然と笑顔に

予約をすればワイナリーを見て回れるツアーも組んでくれる。ワインテイスティングでは自然と笑顔に

賞をいくつも受賞している確かなワイナリーだ

賞をいくつも受賞している確かなワイナリーだ

結婚式やイベントが出来る広場や、B&B(ベッド&ブレックファスト)もあり、ゆっくり見て回るとあっという間に半日過ぎてしまう

結婚式やイベントが出来る広場や、B&B(ベッド&ブレックファスト)もあり、ゆっくり見て回るとあっという間に半日過ぎてしまう

思わず撮ってしまう、ハイウェイ49号線の標識

ワイナリーに向かう途中、カリフォルニア南北に続くハイウェイ49号線の標識が見えた。金鉱を求めてやって来た人々、フォーティー=ナイナーズにちなんで番号がつけられた。彼らの中にはヨーロッパからの移民が多く、ぶどう栽培の経験者がいたことや西海岸の気候が合っていたことも相まってワインの生産が急増したようだ。その時代に彼らがここに来なければ、カリフォルニアワインもここまで多く作られなかったのかもしれない。彼らを抜きにしては語れないカリフォルニアワインなのだ。

ハイウェイ49号線の標識

ワイン街道からはなだらかな丘陵地帯が見える

ワイン街道からはなだらかな丘陵地帯が見える

一体みんなどこにいるの!? プリマスのダウンタウン

ワインを堪能し、ほろ酔い気分でプリマスの町中に着いた。すでに日が傾き、メインストリートにまっすぐ夕日が落ちて行く。にぎやかな町なのだろうと思っていたが、驚くほど閑散としている。建物が可愛いだけに、まるで撮影を終えた映画セットに迷い込んでしまった気分。スーパーは夕方5時には閉まり、公園にも道にも誰もいない。メインストリートも5分もあれば歩き終えてしまった。町のことを地元の人に聞きたかったのに……。それにしても、ワイナリーにはあんなに人がいたのに、一体みんなどこにいるの!?

プリマスのダウンタウン

プリマスのダウンタウン

ワインのオーナーも訪れるプリマス一番人気のレストラン「TASTE」

夕食は、カリフォルニア料理の食べられるプリマス1番人気のレストラン「TASTE」へ。店内は熱気にあふれ、カウンター席もテーブルは満席! 閑散としていた外がうそのよう。「町中の人たちは、みんなここに集まってたんだ!」と思ってしまうほど。地元野菜をふんだんに使い、季節を感じる風味豊かな食事が楽しめ、ビーガン、ベジタリアン、グルテンフリー料理の用意もあり、どんな人でも喜べること間違いなし。

「Taste」は洗練された雰囲気

「TASTE」は洗練された雰囲気

エグゼクティブシェフのミカさん(左)とリードコックのキンさん。ホワイトボードにアイデアを書き出しレストランとバーカウンターメニューを二人で決めている

エグゼクティブシェフのミカさん(左)とリードコックのキンさん。ホワイトボードにアイデアを書き出しレストランとバーカウンターメニューを2人で決めている

町一番のレストラン「TASTE」

驚いたのは、まさにいま飲んでいるワインのオーナー夫妻がふらりとレストランに訪れたことだった。ワイン街道で行き損ねてしまったワイナリー「VINO NOCETO」のジムとスージーだ。このレストランはワインメーカーからも人気で、地元ワインも扱っているから、ワインの生産者に偶然会えるサプライズもあるかもしれない。

オシドリ夫婦のジム(左)とスージー。「TASTE」の食事と自分たちのワインを楽しみに週1で通っているそう

オシドリ夫婦のジム(左)とスージー。「TASTE」の食事と自分たちのワインを楽しみに週1で通っているそう

今までおいしいだけで飲んでいたワイン。ゴールドラッシュと深い関係のあるカリフォルニアワインの歴史を学ぶと、味も深みを帯びていく。映画セットのようなダウンタウンで食したカリフォルニア料理も、ワインのオーナーとの出会いも感動的だった。ワイン街道でカリフォルニアワインを堪能したプリマスの旅だった。

■ 取材協力
カリフォルニア観光局
ユナイテッド航空
アマドール観光局
REST HOTEL PLYMOUTH
住所:9372 Main Street, Plymouth, CA 95669 USA
電話:+1-209-245-6315

REST HOTEL PLYMOUTH

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