「昔は巻きスカートは3日で織ってたんだけどねぇ。今は1週間かかっちゃうね」。そう話してくれたタイの少数民族、ルー族のピウさん。小学生の頃から60年以上も機織りをしているピウさんは、カラフルで繊細な糸を丁寧にリズミカルに織っていく。きつ過ぎてもゆる過ぎても美しい柄には仕上がらない。1週間で見事に織り上げてしまうのは、彼女だからこそ。
(タイ・ナーン)
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