モデル・はな、能登でジンベエザメに感激!

旅好き・仏像好きで知られる、モデル・はなさんの連載「はなのたびたび旅日記」、略して「はなたび」。今回のはなたびは、今年2月に訪れた北陸地方の能登で出会った、景色や動物たちをご紹介いたします。
(文・写真・イラスト:はな)
計画通りにいかない旅ほど楽しい!
数年に一度のマイレージ消化の旅先に選んだのは、石川・富山両県にまたがる能登半島。能登へ向かう機内からの景色。富士山がデデ~ンと、鎮座する姿を見ることができました。
着陸する前は、立派な立山連峰も! 寝る暇もなく、あっという間に「のと里山空港」に到着です。
今回は、のと鉄道の観光列車「のと里山里海号」に乗りたくて、事前に席を予約していました。空港から「ふるさとタクシー」に乗車し(こちらも事前予約)、まずは宿泊先の和倉温泉へと向かいます。
タクシーの窓から能登の景色を眺めていると、「あれ?」。あることに気づいてしまいました。
タクシーが進む道に並行して見える線路。もしや……予約をしていた「のと里山里海号」が走る線路ではありませんか! 見てみぬふりをしていましたが、1時間後に再び、同じルートを走り、同じ景色を見ることになると思うと……しょんぼり。1泊2日の短い旅行。初めての能登、もっともっと違う景色に出会いたい!という強い思いが込み上げてきました。
「来てみないと分からないよね!」と下手な言い訳をして、事前予約していた観光列車の席はキャンセルすることにしました。旅先でのプランを現地で変更する勇気も必要。突然、午後の予定が空いたので、和倉温泉からバスに乗って「のとじま水族館」へ向かいました。
※のとじま水族館は5月31日(日)まで臨時休館中
のとじま水族館へは、この能登島大橋を渡っていきます。
美しい景色と「牡蠣(かき)」という文字を横目に、水族館に到着!
ここでは2頭のジンベエザメを飼育しています。能登近海で入網したジンベエザメを水族館で預かっているんですって。大きくなったらまた海に返すのだといいます。ジンベエザメという生き物がより身近に感じられる、すてきな取り組みです。
さっそく入り口を抜けると……。いたーーーー!
もったいぶらず、最初の展示にメインのジンベエザメを持ってくるなんて、素晴らしい意気込み!! だいたい、フィナーレ的な存在として、中盤~最後まで隠しておくところが多いような気がしますが、いきなり度肝を抜かれました。途中、こんな場面にも遭遇。なんかいいなぁ!
絶対に見たかった「ペンギンのお散歩」にも間に合いました。ショーやイベントの時間がちゃんと計算されていて、とっても回りやすい!
ふわぁ~かわいい♡ 誰よりも(ちびっこたちよりも)早く動き、いい場所から鑑賞することができました(笑)。大人も子供も関係なく、素早く行動することが大事ですね。
その他にも、ゴマフアザラシとの触れ合いがあったり。
アシカのショーを見たり。
そして、こちらはおばあちゃんラッコがイカの切り身を食べている場面。飼育員さんをからかうような仕草(しぐさ)も見せてくれて、笑える!
なんと、カワウソの餌やり体験にも参加できました。最後の餌のカプセルをゲット!
ごめんね、ちびっこたち!
もぞもぞ、小さなお手々を穴から出してきます。
餌を手渡しすると、それを器用に持ち帰って、食べるのです。かわいすぎる……。初めての餌やり体験でしたが、周りの子供たちよりもテンション高めでした。
最後は、能登に住む生物と触れ合うコーナー!
生きているヒトデやナマコを手でつかむことができます。なんか感動!!!
いやー、のと里山里海号に乗らなかったのは悔やまれますが、のとじま水族館は最高でした!!!
能登近海でとれたおいしい魚をたくさん食べて、生き生きとした魚や動物たちとの出会いは、能登での一番の思い出となりました。すてきな水族館、すてきな動物園って、そこに住む生き物を見ているとその土地の良さがわかりますよね。のとじま水族館は、とってもとってもすてきな水族館でした。また行きたいなぁ!