〈12〉離れた相手ともできる「絵しりとり」/ニシワキタダシさん

家にいる時間が長いからこそ、今しかできないことを楽しみたい。
美容やインテリア、カフェタイム、休日の過ごし方などで、新たに取り入れた習慣や、改めて大切だと気がついたモノ・コトが誰にでもあるのでは?
連載「おうち時間を描く」では、インドアのプロ(!?)でもあるイラストレーターやアーティストたちが、自身の“おうち時間”をイラストとともにご紹介します。
アナログな伝達ゲームも楽しい
子どもの頃からよくしていた絵しりとり。人数も2人からできます。
「しりとり」は言葉をつなげて伝えていくゲームだけれど、「絵しりとり」は絵をつなげて伝えていくゲームです。なので言葉は発さず、相手の描いた絵がなにかを考えて、最後につく文字を予想し、自分も絵でつなげていくのです。
相手が「リス」を描いたなと思ったら、「す」のつく絵を考えて描くという感じ。言葉を発さずと言いましたが、何を描いたか答えを言わなければ「何だろう~」「あれかな~」など、何を発してもかまいません。
この「絵しりとり」のおもしろいところは、絵が上手じゃなくても、正解のままつながってなくてもよくて、あとで答え合わせをしたときに「やっぱり~」「そうだったのか~」と盛り上がれるところです。
離れた相手でも、オンラインで絵を見せ合いながらすることもできそうです。
デジタルなゲームもよいけど、たまにはアナログな伝達ゲームもよいかもしれません。
MEMO
・今回のイラストは色をつけていますが、遊ぶときは線画でやっています。
・ちなみにイラストの絵しりとりの答えは、「りす」「すいか」「かいもの」「のんびり」「りんご」「ごまどうふ」です。
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ニシワキタダシ
イラストレーター。1976年生まれ。なんともいえないイラストやモチーフで、雑誌や書籍、広告、WEB、グッズ制作など、幅広く活動中。著書に『かんさい絵ことば辞典』(パイ インターナショナル)、『えでみる あいうえおさくぶん』(あかね書房)、『ぼくのともだちカニやまさん』(PHP研究所)、『かきくけおかきちゃん』(大福書林)、『くらべる・たのしい にたことば絵辞典』(PHP研究所)などがある。
WEB:http://www.smoca-n.com/
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